【HGUC】メッサーF型 ネイキッド(指揮官機)
・発売日: 2021年9月
・価格: 3300円
――多少の損傷は構わない、ぶつかれ!
「そのつもりだ!」
HGUC、1/144 メッサーF02型(指揮官機)の紹介レビューです。
メッサーは劇場版『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で登場するハサウェイ率いる『マフティー』陣営のMSです。
この特徴的な機体色の「指揮官機」は劇場版で新たに設定が定められた機体で、本編ではクスィーガンダムを受領する役割で登場しました。
キットの方はプレミアムバンダイ限定で、2020年に発売されたHGメッサーF01の色変え・パーツ追加したものになります。
余談ですが、閃光のハサウェイ本編の公開が延期を繰り返していたため、
本機の通販ページが本編より先に公開されてしまい、しばらくの間「謎のピンク色のメッサー」と言う状態でした。
- 制作
キットの方は、
・第二部に登場するであろうF02型
・第一部の本編に登場したネイキッド仕様
を選択して組み立てるコンパチ仕様となっています。
ネイキッド仕様にする場合、素組みの状態だと脚部の色がパープルではなくピンク色になってしまうので、本編に登場するカラーリングにする場合は要塗装となります。
また、換装部分が挟み込みパーツなので、完成してから二つの形態を何度も取り換えるのは厳しそうな印象でした。
▼前後から
本編に登場した機体ということで、今回は「ネイキッド仕様」を選択しました。
設定通りのカラーリングにするため、脚部のパープルの塗装に合わせて全身のパープルはスプレー塗装しています。
(タミヤのブルーバイオレットを使用)
頭部のブレードアンテナの他、小型のバックパックが一般販売のF01にはなかった新規造形となっています。
仕方ないんですが、ネイキッド仕様にするとスパイクシールドやリフティングフレアなどボリュームのあるパーツがけっこう余って悲しいです。
クスィーガンダムと同じく、1/144スケールですがキットの大きさ的には通常の1/100に近いスケール感があります。
▼付属のシール
各部の黄色や、F02型の大きな脚部パーツ「リフティングフレア」のパープル部分を補うもの付属。
モノアイはシールなのですが、3つ付属していました。(写真だと切り取っちゃってますが…)
▼デカール前の状態
恒例のデカール前の状態。
これはライフルも塗装済で、成型色の場合ライフルはグレーの一色となっています。
銃身やスコープは別パーツですが、胴色のカートリッジのような個所は一体成型で奥まってるのでけっこう塗りにくかったです。
付属品やギミックを紹介します。
「ビームライフル・シールド」
メッサー専用のビームライフルとシールドが付属します。
造形は一般販売のF01と全く同じです。
腕の可動範囲は狭いのであんまり凝った射撃ポーズは出来ません。
また、アクションベースに対応させる場合、
通常の3mm軸では本体重量を支えられないため付属の接続パーツを付ける必要があります。
「ビームサーベル」
標準的な格闘兵装。
黄色のビーム刃が2つ付属します。サーベルの基部はシールドの裏に2つ収納出来ます。
ビーム刃も1/100くらいの長さがあります。
他、キットの目玉として新規造形の左腕の「平手」が付属します。
(もう既に他の写真で使ってますが…)
このパーツによって、「カーゴピサに取り付いたシーン」を再現することが出来ます。
「もうやり直しは効かないぞ!!!」
あの時、彼は誓った────────
▼余談
HGメッサー(指揮官機)の紹介でした。
劇場公開後はHGメッサーF01型が店頭から消えた関係もあって、指揮官機やF02型もけっこう一次生産で予約するのが大変でした…
キットの方は元々のHGメッサーの出来が良かったので特に苦労する箇所もなくサクサク組めて良かったです。
唯一の不満点は、この大きさならモノアイは別パーツが良かったなくらいですね。
元の成型色も綺麗だったので、特にこだわりが無ければネイキッド仕様よりもF02型として作る方がパーツも余らないしキットとしては楽しめると思います。
次回は重い腰を上げて現在絶賛作業中の「ガンダム4号機」の紹介になると思います。