EDIUS8でLUTを使ってみる(実践)
おとといの夜から風邪をひいてしまって、寝込んでいました。
さてさてEDIUS8を購入して、LUTの使いかたを試してみたので、
簡単に触り方を記載しておきます。
撮影素材にプライマリーカラーコレクションを適用する
まず撮影したカメラの素材をタイムラインに読み込んだら
エフェクトから、カラーコレクションの中にある、
プライマリーカラーコレクション←これを素材に乗せます。
プライマリーカラーコレクションを開くと、
これ一つでカラー調整が一通りできるようになっていますね。
しかし、今回はお手軽にLUTを当てるのが目的なので、細かくは触りません。
撮ったカメラの情報を設定
プライマリーカラーコレクションの一番上にある、
色空間の中の、ソースという部分の小さい▼を押して、
撮ったカメラを設定します。
ここで撮影したカメラを設定すれば、正確に出力LUTの色味を適用できるはずですが…
今回撮影した素材のカメラは、
Blackmagic designのProduction camera 4k (BMPC4K)ですが、、、
残念なことに選択肢にありませんでした。
いきなり頓挫してしまいましたが、ネットは広大でして、
難とか使えるようにと探してみました。
そういうことで、ここからすでに我流になっていますので、話半分でお願いします・・・
BMD film 用のLUTをインポート
LUTは販売されているものや、色んなクリエイターが作ってくれたものが、
ネットに売ってたり、置いてたりするので探せば色々あります。
こちらのサイト様から、ブラックマジックデザインのFILMモードで撮影した素材を、
ビデオ的色味に変換するLUTがおいてありました。
この中から、
FREE BMDFilm4K to Rec709 LUT を適当な場所にダウンロード、保存してください。
フォルダを解凍すると、
GC_VII_BMDFilm4K_To_Rec709.cube
というファイルがありますが、これがLUTのファイルです。
プライマリーカラーコレクションから外部LUTの読み込み
ではEDIUSのプライマリーカラーコレクションに戻って、
先ほどのLUTファイルを読み込んでみます。
プライマリーカラーコレクションの上部、色空間の「出力/LUT」の右横の歯車を押します。
そうすると、LUT関連の設定という窓が開くので、
左下のアイコンをクリックして、先ほどダウンロードしたLUTファイルが、
おいてあるフォルダまでいってください。
「.cube」がついてあるファイルを選択して、「開く」を押します。
このとき入力、出力の設定をどのようにするか、EDIUSが聞いてきますが、
前回にも紹介したEDIUSのページを参考に設定します。
残念ながらここでもBMD社の設定は乗っていないので、
とりあえずフル/フルにしてみました。
そうしますと、
プライマリーカラーコレクションの、色空間>「出力/LUT」から、
新しく登録したLUTが選べるようになっています。
新しく登録した、GC_VII_BMDFilm4K_To_Rec709を選んでみます。
元の素材はこちら
色空間のソースを自動に設定しています。
出力/LUT から GC_VII_BMDFilm4K_To_Rec709 を適用すると
ビデオ的な色味になりました。撮影時の見た目に近い色味です。
おしゃれな雰囲気の色味にするには
とりあえずLOG的な色の無い映像から、
ビデオっぽい色味にすることができましたが、
より雰囲気のある色味にするため、他のLUTを探してみます。
こちらのサイト様から、sedona というLUTをダウンロードしました。
夕方の雰囲気を強調する色味にできるようです。
先ほどと同じ要領で、
ダウンロード保存して、中にある 「.cube」のついたファイルを、
プライマリーカラーコレクションに登録します。
それでは 、
ソースは自動に
出力/LUTからは、先ほど登録した IWLTBAP sedona - LOG を選んでみます。
雰囲気が結構かわりました。
sedonaの中には3種類のLUTが入っていましたが、
撮影した色味に対応して、適用するものを選ぶようです。
今回はブラックマジック社のフィルムモードで撮影したものに、
セドナ-LOG用 を適用したことになります。
撮影したカメラと、対応したLUTを合わせることが大事
LUTファイルを適用するには、
撮影したカメラの色味がとても大きく関係していることがわかりました。
撮影したカメラに合っていないLUTを適用すると、滅茶苦茶な色味になってしまいます。
今回のようにソースの中に対応したカメラがなかった場合や、
LOG収録できないカメラの場合はどうすればいいでしょうか。
ちょうど先ほど入れた sedona の中に sedona standard というLUTがありました。
LOG収録していない素材の場合はコチラを適用するようです。
まずビデオ的な色味にしてから、sedona standardを適用して試してみます。
プライマリーカラーコレクションが重なっていますが、
上の物には、ソース:自動 出力/LUT: GC_VII_BMDFilm4K_To_Rec709
下の物には、ソース:自動 出力/LUT: IWLTBAP sedona - Standard
と二つを適用してみます。
LOG素材をいったんビデオ的色味にして、セドナのLUTを適用する流れです。
そうしたらこうなりました。
セドナLOGのみの時と、明るさなど違いますが、雰囲気は再現されています。
Standard用のファイルは、普通のビデオ的色味から使うものと考えていいかもしれません。
LUTを適用する場合は、
使いたいLUTに合うように、色味を調整してから、
そのあとでLUTを適用するという流れで上手くいくように思いました。
これから色味の調整をもっと楽しんで調べてみたいと思います。