日数計算の方法。
2021.10.22 01:00
たとえば、10月15日から25日までは
何日間あるでしょうか?
答えは11日間です。
小学生にこれを教える時、
正確な個数計算の概念がないと、
すぐに25-15で10日間と
計算してしまいます。
正確には、15日目は引いては
いけないので、25-14と計算するか、
あるいは、25-15では15日目まで
引いてしまうので、15日目を
元に戻すために、25-15+1と
計算をして、11日間を求めます。
これはそもそも、小1の
何番目、の考え方にまで
遡ることになります。
今10人の子どもが1列に並んでいるとして、
前から3番目の子が後ろから何番目なのか
求めるとします。
当時は絵を描いて考えますが、
これが3年生とか4年生になると、
人数がより増えて抽象的になり、
たとえば100人の子どもが
1列に並んでいるとして、
前から43番目の子は後ろから
何番目なのかを考えるようになります。
だから、自分より前の子を引くために
100-42で58番目としたり、
100-43+1で58番目としたりします。
正確な個数の概念を理解するために
必要な考え方であり、
これを認識できるようになると、
算数の考え方が一皮剥ける
ことになります。
些細なことのように思えますが、
1でもズレたら答えは誤りです。
そのようなテーマは、
植木算の時もありました。
正しく思考するためには、
正しい認識能力を訓練する
必要がありすし、それは、
才能によるのではなく、
努力によってなんとかなるところ。
4年生の学びは、この先それの学びが
さらに複雑になってゆくのに対し、
抵抗力や解決力を養うための
基礎基本になります。