千鳥習字教室

お習字のふりかえり

2021.10.22 02:40

いつの間にか秋が終わり、

新しい冬が競うように寒さに向かっていく季節。

お習字は生き生きとのびやかでありたいですね。


冬に向かい上り調子のきっかけづくりのシーズンです。

墨汁と余白の距離をつくり、

筆の伸びしろを整えながら鍛えていくお習字です。


長かった夏の間は

「ストレスを超え、上手につきあおう!」

というテーマでお稽古しました。


「ほーらこうしたら上手く書けた、さっきより良くなったね、お手本を見てイメージして。こんなふうに。」

お習字でストレスをばんばん与えた夏。

ストレスを筆で思い切り感じてもらいます。


それを自分自身の力で振り切ったときの爽快感や、

ついつい隣のお友達の作品に見入ってしまう感覚を、

みんなにたくさん感じてもらいました。


小学生も中学生も、

大人のような眼差しでお習字をしてくださる子もいました。

作品に対する想いというのは、個性があります。

書けなくてつまらなかった子も、何かにヒットした子も、

楽しいけどきついお習字を体験したんだよね。


お習字の先生として動きはじめたとき、

国語で定番の物語を読むように、

算数で一生使うような計算式を習得するように、

お習字が人生の基盤のどこかに入ったらいいな、と思っていました。


続々と届く、入賞の知らせに歓喜の声が響いています。

その入選は後日こちらでも報告させていただきます。

それが整うまで、半年分のお習字と輝く栄光をご堪能ください。