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サンティアゴへの道 - Mi Camino de Santiago -

Senderismo(トレッキング)

2017.04.11 21:55

Senderismo(トレッキング)に参加した。 

Ourense(オーレンセ州)のRío Barbantiño(バルバンティーニョ川)沿いを歩く渓流トレッキング。 

この川は全長20kmほどの短い川。  

11kmほどのトレッキング。きつい登りも少なく楽なコースだ。 


Río Miño(ミーニョ川)沿いのホテルLaias Caldariaの駐車場に集合。 

Ourense(オーレンセ州)は温泉が多く、日本のように温泉旅行を楽しむというよりは湯治として利用する人が多い。 このホテルにも湯治用のSpaがあるようだ。 

今回の参加者はSemana Santa前の平日ということもあり、少なく11人。 

多い時期には100人を超えることもあるそうだが、今回はこじんまりと1グループで行動できてよかった。  

全員揃ったところで車でトレッキングのスタート地点まで移動。 

Río Barbantiño(バルバンティーニョ川)近くの小さな公園に車を止め、各自簡単な自己紹介をしてから出発。 

快晴の中を川沿いに進む。 

水量は多くなく、流れも緩やか。

木々の中を渓流沿いに歩くのは本当に気持ちが良い。 

川のせせらぎと木の香りが心と体をリラックスさせてくれる。 

案内人もいるので道の心配をすることもない。 

グループがばらけそうになると立ち止まって待っていてくれる。 

自分は写真を取りながら進むので常に最後尾。 

川沿いの狭い道を進み、次に白い花のトンネルを登ると少し開けた場所に出た。 

ここで小休止。 

小さなダムを通過しさらに進む。

魚が遡上できる魚道があった。 マスがいるとのこと。

しばらく平坦な道を歩くとトンネルが現れ、くぐった先にローマ時代の石橋(Puente mediaval de San Fiz)が現れた。 

再びトンネルをくぐり、もとのルートをダムまで戻る。 

来た時とは反対側の道を進み、見晴らしの良い場所まで来たところで下り始める。 

しばらく歩くと人工の歩道が現れ、左側にだけ手すりが付いている。 

すぐ横に川が流れていて、眼下に滝が現れた。

少し進むとその上流にも小さな滝が。 

山を下って来たので先に滝の上部に着いたようだ。

ここからは滝の全容が見えない。 

Fervenza de O Viñao(ビニャオの滝)だ。 Fervenzaとはガリシア語で滝のこと。  

人工の歩道を戻り、さらに下るとこの滝を利用した水車小屋の跡があった。 

この水車小屋の近くに川を渡る橋があり、そこから滝全体を見ることができた。 

ひとすじに起きおいよく流れ落ちる滝ではなく、何段かに別れて少しずつ向きを変えながら落ちていく滝だった。 

Río Barbantiño(バルバンティーニョ川)沿いの来た道を戻る。 

途中流れの非常に緩やかな場所では、川が鏡のように木々を反射していて時が止まったかのような美しさに巡り合った。 

 車を止めていた公園でランチ。  


食後、再び車で移動し、Castro de San Cibrao(サン・シブラオ遺跡)へ。 

Castro(カストロ)とは、前ローマ時代の古代ケルト人の集落跡のこと。 

特徴は、石の防御壁の中に円形や長方形の石塁が密集していること。  

ここにはカストロに関する博物館が併設されている。 

ガリシア州には大小合わせて5,000近くのカストロが存在していると言われ、ビックリ。 

このサン・シブラオ遺跡は、あまり知られていないがかなり大規模な集落跡だった。 

二重の防御壁を擁し、その中に住居や家畜小屋、工房などに使われた石塁が残っている。 

ガリシアがケルト文化圏であったことを、今更ながらに実感した。  

帰りは一般道を通って、Pendellos de feira de Agolada(アゴラダの古代市場跡)やPazo de Eidian(エイディアン館)などを寄り道して、帰宅。 

 As Corredoirasあたりで見た真っ赤な夕焼けが最高だった。