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Atelier Soleil

E.Bach博士の星読み

2021.10.25 01:25

どんどんマニアックになっていく「偉人の星読み」シリーズ。


バッチ・フラワーレメディの創始者として知られるエドワード・バッチ博士のホロスコープを読んでみたくなった。

「感情」に作用するというフラワーレメディ。

この冬に集中してセッションを受けてみたのだけどそれきりになっていて、でもどうも相変わらず調子が良くなく…

まぁ中途半端だったということかもしれないんだけど、今は感情を掘り起こすセッションを受ける気分になれず、でも気になる手の湿疹などの体調不良を改善したく、レメディを試してみることにした。

いろいろ見てたら、正統なバッチ・フラワーレメディと違うところのが気になってしまい、今回はそっちを選んだのですが、やはり本家のバッチ博士の方法を尊重されてるようで、いったいどんな人だったのか気になった次第です。

もうちょっと文献も当たるべきかもしれないのですが、手元にあるのは『バッチフラワーレメディのあるくらし』という薄い冊子だけ。

噂では文献や資料とかがあまり遺されておらず、ベールに包まれた人物という印象。

あとは38のレメディの特徴を通じて、

ホロスコープからどこまで読み取れるかな。

緯度が高いせいか、インターセプトとダブルハウスが2組、4サインずつ発生。

太陽と月がそれぞれインターセプトしているサインの中にあるという…

1ハウスの中に牡羊座「自分自身」が、向かい合う7ハウスに天秤座「対人関係」がインターセプトし、

ASC-DSCラインを跨いだ6ハウスと12ハウスに、獅子座「自己表現」と水瓶座「独立」が入っている。

火と風のインターセプト。

一方で双子座-射手座ラインはIC-MCに接するダブルハウスになっている。


うーんどこから読もうか?

アセンダント上のリリスもインパクトがあります。


ASC:魚座5°「教会のバザー」イメージが生み出す利益と恩恵を生み出す;付加価値


フラワーレメディ発明の経緯は、ホメオパシーという土台がありつつ、インスピレーションに導かれ見つけたインパチェンスとミムラスがきっかけだそうです。

ちなみにこの2つ、牡羊座と山羊座に対応してると言われるレメディ。

両方とも「活動宮」で、牡羊座はいちばん初めのサインかつ「火」=インスピレーション、山羊座はそれを形にする「地」のサインというところが、出来すぎていますね。


自然をこよなく愛し、また医師という自分の役目に真摯に取り組む中で、患者に良い効果をもたらす植物のレメディの研究を進めていきます。

その中で従来のホメオパシーのレメディの製法ではなく、より自然な方法で、つまり太陽の光を通じて水に転写するという方法で、フラワーレメディを作ることを始めました。

この発明も、ふとしたインスピレーションから。

それも、自然に心を開いているからこそできたことなんだろうなと感じます。

まさに「付加価値」のようなものを生み出すため観察と研究を続けたバッチ博士。


太陽は天秤座2°「六番目の部族の光が七番目のものに変化する」

「光」というキーワードはフラワーレメディの製法を編み出した時のエピソードに通じますね。

《間口を広くしていろんなものを受け入れることで選択肢を増やしていく》というテーマもあります。

最終的には38種のレメディに落ち着いたわけですが、そこにたどり着くのに一体いくつの植物を試したんだろう?


月は獅子座18°「化学の先生」、そのまんまだよ。

6ハウスに単独の月は、健康というテーマへの切望を感じます。

ご本人は50歳という若さで亡くなられていますけど、インターセプト獅子座、夢中になりすぎちゃったのかなぁという気がします。

あるいは身体より精神を重視しすぎてしまった?


土台や基盤を表す4ハウスにキロンがあり、乙女座の水星とスクエア、蠍座の火星とはクインカンクスという難しい角度。また、蠍座的な欲求を象徴する小惑星ジュノーとはオポジション。

亡くなられた日のチャートはキロン・リターン目前で、真正リリスがネイタル火星との合、ドラゴンヘッドがネイタルの小惑星ジュノーと合です。

小惑星を見なければ、火星がカルミネートであり、「MCは55歳」説に到達する前に宇宙へ帰還したのも頷ける。

ネイタルのジュノーはMCの4°ほど先にあるのですが、トランジットのドラゴンヘッドは逆向きに動きつつジュノーに合。

亡くなられた年にフラワーレメディについての初講演を行ったという。

世に広めることで受け継ぐ人が現れる、というのは蠍座的なテーマ。


キロンの象徴は「傷ついたヒーラー」。バッチ博士自身が何かしら傷を負っていたのかもしれなくて、

他者の傷やトラウマを癒すことが使命でもあり、フラワーレメディを生み出すという運命の向かう方向性だった。


天秤座太陽ということは、自らの意志というよりも何かに突き動かされていたのだろうなという印象が強まる。


バッチ博士は牡牛座28°に海王星を持ってる。

「癒し」というテーマは外側の見えないものの働きであったと同時に、間違いなく自分自身の中から湧いてくるものでもあったはずだ。

マイペースに動きたい牡牛座と、相対するものとの調和・バランスを取ることが使命の天秤座が同じ支配星の元にあるのも興味深い。


ところで海王星が発見されたのは1846年9月23日から24日の夜にかけてのこと。

バッチ博士の生まれるちょうど40年前。

非常にざっくりしたアスペクトも少な目で不安定な感じのチャートです。

ですが、海王星と土星がコンジャンクションし、

まだ発見されていないけど冥王星とセクスタイル。

外惑星だけが天上にあって、個人を超越した力を感じさせます。


海王星の発見は、まず計算上の予測があって、そこから観測で証明されたものであるらしい。

そんなところは水瓶座=新しい時代の到来を感じさせる。

その後海王星はまもなく魚座へ。

私たちが生きてる今のテーマ=癒しが、

海王星と結びついていく。


水瓶座はバッチ博士のネイタルチャートの12ハウス。

目に見えない領域あるいは死後から何かがもたらされる。

ネイタルチャートの海王星とはタイトなスクエア。

見えないものからの恩恵を感覚で受け取ること、

そして伝え広めて行くこと、

それはつまり双子座の冥王星につなげていく運命。



余談であり自分のためのメモ。

「オーク」のレメディがあるけど、オークは火星に対応するってハナシ。

12星座に対応するレメディがあるわけだけど、天体に対応させることもできるかもしれないなぁ。

「草本」系が12星座と考えたら「木」系が天体かもしれないぞ。