FAG ハンドスケール アーキテクト レビュー
2021.10.24 05:26
今回のレビューは、ノンスケール フレームアームズ・ガールより、
“FAG ハンドスケール アーキテクト” です。
フレームアームズ・ガール(FAG)をおよそ半分のスケールにまで縮小したハンドスケールシリーズに、
“アーキテクト” が登場しました。
ハンドスケールも汎用素体のプライムボディを含むとこれで7種類めですか。
ウィ-ゴとのコラボも入れると8種類かな。
まぁまぁいいペースで継続していると思います。
たぶん、いずれバーゼやフレズも出すんじゃないかな。
実質的に1/24スケールなので、ヘキサギアのガバナーとしてもその世界観の拡がりに貢献してくれますし、もちろんノーマルサイズのFAGやその他ガールキットと絡めててもいろいろ楽しめますしね。
今回のアーキテクトならオフホワイトやガンメタのカラバリも出すかも。
それでは、レビューしていきます。
キットはパチ組みしたのみです。
本家フレームアームズの基礎フレームであるフレームアーキテクトをガール化したフレームアームズ・ガール アーキテクト・・のハンドスケール化。
ということで、小っこいアキ子です。
各部のバランスなど、基のサイズと完全に相似形というわけではなく、ある程度デフォルメされている部分もあるのはこれまでのハンドスケールと同様。
しかし、このサイズでは最適なバランスになっていると思います。
FAG アーキテクトは轟雷やスティレット(ともに初期型)から大まかなパーツを流用したものでしたが、今回のハンドスケール版はハンドパーツ以外新規造形になっています。
まぁ、轟雷からスティレットの段階でも流用はハンドパーツだけだったかな。
相変わらず非常に小さいパーツが多いですが、轟雷やスティレットと比較して随分と組みやすくなった印象です。
耐久性、保持力等にも一定の自信が持てたということなのか、轟雷などでは腕部がもう一組予備に組めましたが、今回は予備なしとなっています。
あと、抜けやすかった股関節のジョイントも、仕様はそのままですが抜けにくくなっているような・・
パーツでの色分けについてはとくに向上している感じはありませんが、もともとが色数の少ないコなので、あまり気になりませんね(と、部分塗装してない言い訳をしておくww)
特徴的な足パーツはボールジョイント接続で接地面積も広いため、これまでのシリーズでもっとも自立させやすくなっています。
ハンドパーツはイノセンティアからの流用で、2種類の平手、握り手、持ち手の4種類が左右分付属します。
武器持ち手のみ、ほかのハンドパーツよりも一回り大きくなっていますが、さすがに仕方ないですね。
なお、接続軸が非常に細いので扱いには注意が必要。
幸い軟質製なので折れることはないと思いますが、ねじ切れる可能性はあると思います。
ここは轟頼やスティレットと同じボールジョイントでもよかった気が・・
フェイスパーツは2種類付属。
通常顔
アキ子といえばこの無表情、という印象。
叫び顔
やはりインクジェット印刷だと思いますが、よほどアップにしないとドットは気にならない程度。
のっぺら状態のフェイスパーツもそれぞれの造形で一つずつ付属し、アイデカールももちろん付属します。
後ろ髪は2分割されており、左右に可動します。
前後には動かないのですが、そもそも頭部(首)も前後にはあまり動かないので、とくに可動には干渉しません。
背部パーツは通常の2㎜穴が開いているもののほか、
3㎜穴の開いているパーツも付属。
交換することでスタンド使用やオプションの取り付けが容易になります。
付属品
インパクトナックル
FAG アーキテクトにも付属したM.S.G インパクトナックルの縮小版が2つ付属。
専用のアタッチメントを使い、前腕を挟み込むかたちで装着します。
ナックルパーツは3㎜軸接続で回転させることが可能ですが、さすがに基のM.S.Gに搭載されている伸縮ギミックまでは再現されていません。
なお、ナックルのみでエッジのパーツは付属しません。
カラバリが出るなら、そのとき追加で欲しいですねぇ。
装着!
腕部の保持力も十分で、インパクトナックルを装備した状態でも早々にへたることはなさそうです。
もちろん自立もこの通り問題なし。
ほか、これまでのシリーズにも付属した2㎜軸⇒3㎜軸への変換ジョイントパーツや、3㎜穴に取り付け可能なグリップパーツも2つずつ付属します。
比較画像
FAG アーキテクトと。ナックル装備状態で。
ノーマルサイズのほう、インパクトナックルのナックルパーツが片方しか見当たらなかったので、一方はエッジで申し訳ございません。
バランス的には、やはりハンドスケールのほうが頭が気持ち大きめ、なのかな。
しかしうちのアーキテクト(大きいほう)、もう間接がゆるっゆるですわ。
なんとか自立はできましたが、油断すると股裂き状態になる。もちろんナックル装備で腕なんか上げられませんよ。
彼女もVer.2が出ないかと待っているんですが・・ないのかなぁ?
ハンドスケール 轟雷およびスティレットと。武装状態で。
オリジナルのほうだと流用パーツの多い3者ですが、ハンドスケールではそれぞれがほぼ新規造形。
轟雷とスティレットはハンドパーツが共通ですが、アーキテクトのハンドパーツはイノセンティアからの流用なので、共通パーツはなし。
構造面もアップデートされており、膝の可動域アップ、全体の安定感アップとかなり扱いやすいものになりました。
ハンドスケール イノセンティアと。武装なしで。
ハンドパーツが共通。
シンプルな素体ガールという意味では近いコンセプトの両者ですが、デザインの方向性は全然違いますね。
まぁ、そもそもイノセンティア・・その前身であるマテリア、後継のレティシア含め、ベースとなるFAがありませんからね。
なお、フェイスパーツはハンドスケールシリーズ全般で共通仕様なので、それぞれ交換が可能です。
以下、画像
膝が二重関節になったことでかなりできることが増えました。
スカートが固定なので、さすがに立て膝は少し不自然ですが、
この通り正座に近い姿勢も可能です。
そして胸部がけっこう反れるようにもなっているのでこんなポーズも。
これは膝関係ないけど・・
本体がシンプルなこともあり、パーツのポロリもなく、自立させやすいことも含めてハンドスケールシリーズでは一番扱いやすいですかね。
さすが最新作。
ナックル装備で。
ナックルの重みで腕がへたるようなこともないですし、膝、足首の可動のおかげで自立も安定。
しょーりゅーけん!
背中のパーツの交換で3㎜軸タイプのスタンドを使用。
後ろ髪を左右に分ければ、スタンドの邪魔にもなりません。
ナックルパ-ツをM.S.G ヘヴィウエポンユニット アクトナックル(A & B)に換装。
これでもへたらないのすごい。
アクトナックルは文字通りの拳だけでなく、意外な活用法も合あった面白いオプションになっています。
デフォルトの拳パーツとしては、親指以外の4指が横にも広げられたらさらによかったけどね。
クロスレイダーで颯爽登場。
後部に追加したインパクトナックルの作用で瞬間的な超加速も可能だぞ。
オリジナルのM.S.G インパクトナックルを装備・・
さすがに持ち上げられませんでした、とさ。