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小説内飯テロ

2017.04.14 15:56

ここんとこ、「食」の描写の難しさに悩み苦しんでる。料理の味や見た目をどう表現するかで物語の「匂い」が左右されるから。


主人公が元気のない時のパンはきっとボソボソした食感のそれだし、逆にいえば食べ物が美味しそうに描かれている場面の雰囲気は確実に明るいものだ。



人間には三大欲求がある。

睡眠欲、性欲、そして食欲だ。

人間の誰しもが持っているこの欲求はやはり鮮やかに描けなければならない。

これは僕が師と仰ぐお方の完全な受け売りだけど、「食」と「性」の描写は似たジャンルのものだそうだ。

だったら「夢」の描写も同じジャンルなのでは?と勝手に思っているのだけれど。


そのうち「センテンス飯テロ」に挑戦してみようと思ってる。ネタを蓄積しておこっと。


あ、あと小説内で行われる飯テロのことを俗に「小説内飯テロ」と呼ぼう。俗に、ね。今つけたんだけど。


最後に、今日読んだ村上春樹の『讃岐・超ディープうどん紀行』より以下抜粋してみた。

せっかく四国まで来たのだからと思って、僕もこのディープな醤油うどんを試しに食べてみたのだが、これはけっこういけた。シンプルにして大胆、蕎麦でいうとちょうど「もり」の感覚である。古くなってのびてしまったようなうどんでは無理だが、打ちたての勢いのあるうどんに醤油をかけて、葱だけを薬味にしてつるつるつると食べる美味さには、思わず膝を打ってしまいそうな説得力がある。

……………………

この「つるつるつる」っていいなぁ。そう思いながら文キャンを出る。

気づけばごんべえに吸い込まれている。


箸をとって手を合わせる。

つるつるつる、っと。