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弾丸トラベラー@京都

2008.03.06 05:35

京都で夕方から人と会うので、せっかくなので、午前中から出かけ、京都めぐりをしました。

京都着いたの、2時近く。雪が舞ってて寒い。

でも、それが似合うから、よいね京都は!

どこ行こうと考え、5時半迄に京都駅に戻ってこなけりゃならないので、そんなに遠くは行けないなと、東山にするかと。

なんなら、今の超欝気味状態で、「まあいっそのこと、舞台から飛び降りるか!」となってもいいように(笑)、清水寺に行きました。

したら、結構な人混みだね、それも若い人が多い。

そうか、学生は春休みか!というのもあるが、いやTDLよりも客層絶対若い気がする。(TDLは若いというより、子供つれた若夫婦が多い気がする、まあ子供がいるんだから、平均値とれば、TDLのがやっぱり若いか)。

で、お参りして、清水飲んで(ちゃんと3つ!)、縁結びの岩目隠しして触れるかやって(触れた!・・・ていうのやってるの、女子大生くらいの観光客が見てて、笑ってた)、三年坂で八つ橋の試食いっぱいして。

続いて今まで行ったことなかったから、なんかご利益ありそうなので、ちょっと距離あるけど、急いでタクシー乗って、晴明神社に行きました。

小さいとは聞いてたけど、なんかどことなく、雰囲気ありますね。

ただ社務所に、訪れた有名人のサイン色紙が沢山飾ってあって、「ラーメン屋か!」。

で、一条迄来ちゃったんだから、北山も行っとくかと、金閣か迷ったのだが、今の退廃的絶望感に、石庭を見て、なにかしら哲学的啓示があるかも!と龍安寺へ。

石庭を見ながら、しばしたたずみ、夕暮れでいい感じでした、観客いっぱいいたけど。

後で写真見たら、たたずむというよりは、そんな観客の中、ぼーっとしてるだけだが。

で、移動中のタクシーの運転手さんに「京都で、願い事一番叶う場所どこですか?」ってバカな質問したら、

「そんなの人それぞれですわ」

と軽く怒られた。

「若い人は、よく鈴虫寺行きますわ」とおっしゃったので、すでに4時過ぎてるけど、こうなったら行っちゃうか!と嵐山へ。

4時半閉館で着いたの4時26分、ギリギリセーフ。

中に入ると冬でも泣いてる鈴虫の前で、和尚が講釈中。

で、「お守りは常に持ってるから、お守りしてくれる」とか「うちの黄色いお守り持って拝むときは、『幸福』の『幸』隠さないように、握って」とか「うちのお地蔵様は珍しく草履をお履きになってるので、住所も言ってください!」とか「願い事は一つだけね!、で、かなったらまた来て、お祈りしてね!」等々、よい話をたくさんお話ししてくださるのだが、それが、長い。

他の客もしびれきらしてて、和尚さん、空気読めない。まあ、和尚さんが空気読む必要全くないのだが。

どんどん時間が過ぎてゆく。

5時半迄に京都駅戻らなきゃならんのだが、そんなこと、和尚さんには全く関係ないので、というかご存知ないので、でも

『話中途で席立つとご利益なさそうだし』

『だからって、間に合わないと先方に申し訳ないし』

『いかん、そんな事とか考えてるだけで、そんな奴の願い事叶えてくれなそうだし、お地蔵様。』

『いやいや、きっとお地蔵様は慈悲深く、そんな僕ですら願いを叶えてくれるはずだ。』

『いや、そもそもそんな余裕がない自分だから、よいことが起こらないんじゃないか、根本的に。』

などと考えていたら講釈は終わった。

急いでお地蔵様に住所と名前を言って(急いでたから、住所言うの忘れそうになり)、『幸』の文字を出して手を合わせて、急いでタクシー乗り込みました。

で、そのタクシーの運転手さん60歳くらいで、声がいいんだけど、彼にも「京都のおすすめのご利益ポイント」聞いてみたら、

「ご利益はわからんけど、善峯寺の松はすごくよい」

と教えられ、いいこと聞いたなあ、と思ってた所、

「でも、ご利益あるも、ないも自分自身じゃないですか!!!自分の思い決めたことを真っ直ぐやり遂げる、これが大事ですわ!」

と、相当熱く語られるので、くわしく伺ってみると、なんと、今演歌歌手目指してるらしいのだ!

40代後半で決心し、妻が反対するので、離婚し、借金をして10周年チャリティーコンサートを開き、で、今年で10数年目らしい。

『舞鶴の母』という『岸壁の母』に継ぐスタンダードになるべく、作詞作曲をして、CD現在発売中。

名前は『沢一郎』さんだそうです。よかったら買ってあげてください。

でもすごいな京都、やっぱ奥深い。

沢一郎さんの『舞鶴の母』のさわりを聞きながら、5時半ちょうどに京都駅に着きました。

3時間ちょっとの弾丸トラベラー@京都でございました!(^-^)