鼎元豆漿。朝は豆乳でしょ! 散歩の途中で朝ごはん。
朝ごはんやさんの定番メニューでは豆乳が欠かせない。
台湾人は、本当によく豆乳を飲むと思う。
私も台湾に来てからというもの、ほぼ毎日豆乳を飲んでいる。
一番よく買うのは清漿熱(無糖のホット豆乳)で、熱々の豆乳に湯葉ができるのをすくいながらハフハフ飲むのが大好きだ。あとは、豆乳に出汁や酢が加えられておぼろ豆腐のようになっている鹹豆漿(塩豆乳)も好き。こちらは、半固形でお腹にしっかりたまる感じがして、飲むというより食べるという感じ。
店ごとに少しずつ味が違うので、台湾人みんなそれぞれお気に入りの一軒があるように思う。
さて、こちらのお店鼎元豆漿は、中正紀念堂の散策の際についでに寄りたい朝ごはんやさん。昔は中正紀念堂のウラの交差点あたりにあって、名前を盛園點心總匯といった。
あの辺の再開発でお店がなくなってしまったと残念に思っていたら、いつの間にか移転して名前が変わっていたことに結構最近気がついた。←遅い。
移転に気がついてからは、ちょくちょく通うようになった。
ここの定番といえば、小籠包という印象で、以前は小籠包しか食べたことがなかったのだが、改めて食べた朝食メニューも旨かったので、気に入ってしまった。
ごろんと大きめで味付けしっかり目の小籠包は、お上品というより、元気ハツラツ庶民の味! といった感じで、ひとりだったら、これ1つ食べきったら結構お腹いっぱいになると思う。
鹹豆漿は、原味(プレーン)と加蛋(卵入り)が選べる。
どちらもデフォルトで、刻んだ漬物や干しえび、ネギやカットした油條(揚げパン)が入っていて、プレーンの方は、あっさり塩味ベース、卵入りは溶き卵入り。
どちらかいいかと聞かれたら、個人的にはプレーンをおすすめしたい。
豆乳と酢がダイレクトに作用するためか、おぼろ豆腐度(?)がより高く、食べ応えがあるからだ。
(下の写真はプレーン)
卵入りは、卵の味を感じて好きという人と、豆乳の固まり具合がやや弱くて物足りないという人に分かれるかも。スープとして飲みたい人にはこちらも良いかもしれない。
(下の写真は卵入り)
パイのようなサクサク生地に卵焼きをはさんだ燒餅夾蛋もよくある定番メニュー。
焼きたての生地に焼きたての卵の組合せが最高だと思う。でも、閉店近くとかに行くと、つくり置きの生地に卵焼きはさんでくれるだけだったりする店が多いので、これは朝混んでる時間の次々新しいのを焼いてる時間に食べたい。焼き立てと冷めてるのじゃ、やっぱり違うからね。
メニューがたくさんあって、私も全然制覇とかしてないが、とにかく朝はやっぱり豆乳は食べときたいなと思う。
女性でひとりなら、鹹豆漿だけでもいいくらい。鍋貼(焼き餃子一人前5個)か燒餅夾蛋とか足してもいい。
何人かで行くなら、小籠包をシェアしたらいいと思う。お会計後に少し待たなければいけないが、蒸しあがってから席まで運んでくれるので、熱々が食べられる。
持ち帰りなら、入り口手前の外帶(持ち帰り)と書いてあるほうで注文と会計を済ませて、店で食べる場合は、おくの内用(イートイン)と書いてあるほうで注文と会計を済ませる。
ガイドブックにも載ってる有名なお店なので、日本人をはじめ外国人もよくやってくる。見ているとおばちゃんたちは簡単な英単語とメニュー表を駆使して外国人の注文を聞いていた。言い方が結構ぶっきらぼうに聞こえるので、ちょっと怖い気がするかもしれないが、全然悪気はないので、気にしないようにしよう。笑
朝は早朝から営業しているが、お昼前には閉まってしまう。朝はとても混雑するが、善導寺の有名店のように大行列、とかにはならないし、開店も早いので、結構思い立ったら気楽に立ち寄れるお店だと思う。10時ごろには余りお客さんもいないので、ゆっくり食べられるだろう。
鼎元豆漿
住所:台北市大安區金華街30-1號
営業時間:04:00~11:30
交通:MRT中正紀念堂駅3番出口から歩いて4分くらい
※食後に中正紀念堂に観光へいく場合は、目の前の学校脇の道を抜けると衛兵交代式の行われる建物の目の前にでます。
地図