ガッカリ事例1(M5スキャル作成中)
2017.04.16 06:31
実はひっそり,5分足のスキャルピング型 EA をつくろうと色々と模索中でした.
そんな中,
かなり良さげなバックテスト結果が出たのですが,
よくよく見てみると微妙でした.
今後長期バックテストを見る皆様の参考になればと思い,紹介します.
・AUDNZD 5分足 2005.01.01~2017.04.16 スプレッド50 ↓
・スプレッドも大きめ!
・取引数も多い!
・12年でずっと右肩上がり!
...とかなりわくわくしていたのですが,
「直近の取引数が異様に少ないな...」となり,
[1] 2005.01.01~2008.01.01
[2] 2008.01.01~2009.10.01
[3] 2009.10.01~2017.04.01
の期間に分けて細かくバックテスト結果を見ていきました.
[1] 2005.01.01~2008.01.01
[2] 2008.01.01~2009.10.01
[3] 2009.10.01~2017.04.01
...取引数は 2008年~2010年 が支配的なようでした.
それ以外の期間は微妙な結果です.
ここまで相場の性質がガラッと変わるのか?
もちろん,
・ティックデータが不適切
・意図していない注文ロジック
の可能性もあります.
(念入りにチェックしているので大丈夫だとは思うのですが)
今回の事例から,
”少なくとも AUDNZD は2010年に相場の性質がガラッと変わり,
なおかつ2005年~2008年に似た性質を繰り返している.”
説もありますね.
まあ結局,皆さんに言いたいことは,
「長期バックテストでも,
ある時期の過剰フィッティングでよく見えている可能性がある」ということです!
ご注意を.