はじまり
「アロマオイル」との出会い②
息子が生まれてから全てが変わりました。
子供を守るために威嚇する野生動物のように、
まさに野生的本能で、生活上のありとあらゆることに
とても敏感に反応し始めました。
私が2011年にNYから、ハワイに移ってきた時から、
見ず知らずの私を空港までPick Up しに来てくれ、ずっと一緒に
暮らしてきたSさん。
長年の良き友人であり、ハウスメイトだったSさんとも、少しずつ育児の考えの差がうまれ、一緒にひとつ屋根の下で暮らしていくことにストレスを感じるようになりました。
出会った時こそはお互い独身で、Sさんはシングルマザーでしたが、
私に子どもが生まれた頃には、3人の男の子を持つ働くママでした。
とても大きな家で、鶏も猫も、そしてヤギまで飼っていました。
息子が乳幼児の時は苦痛に感じなかったけれど、動き回るようになるとそれはそれは大変でした。
平日の昼間、みんなが仕事に行っている時間にヤギの脱走!
ご近所の手入れされた植物を食べるし、一番にtea treeの葉を食べつくしてしまう。
クレームが来ても、家にいるのは私だけ。捕獲しにいくも息子の後追いがあり、
片手に息子を抱き、グイグイ引っ張るヤギを連れて帰るのも一苦労!!
ヤギには本当に手を焼いた。。
ハイハイもできる頃になり、大事件が私をノイローゼに追い込みました。
ある時、息子が吐いて吐いて、食事も取れず、何も食べられない日が続き、
そして3日目についに吐き出したのです。
オエーッと
25セントのコインを!!!
真っ青になって本当にビックリしてしまいました。。
毎日毎日、皆が集まるリビングとキッチンを掃除するのは私だったけれど、
3人の、しかも当時年子の2、3歳児がいるSさんの家では10分間隔で掃除しないと床が見えない!というほどヤンチャな子どもたちで家がゴチャゴチャしていました。
そこでコインを見つけた息子は、口に入れてしまっていたのです。
もうね、自分がコントロール出来る域を遥かに超えて、
家を整えられないっていうことに失望してしまった。
神経質になっているのは自分だけだから、私が掃除に精を出せば出すだけ、仕事は増え、
他の人はやらない、やってくれない!と考えも閉鎖的になっていきました。
家事や掃除に精を出したところで、昇給もなければ褒められないのが専業主婦の悲しい性。どんどん孤独で、卑屈になるばかり。
《長くなったので③に続きます》