20170416Reebok SPARTAN RACEチーム対抗ミニコースタイムトライアル大阪レポート
Reebok SPARTAN RACEチーム対抗ミニコースタイムトライアルの大阪大会に友人二人と参加してきました。
OBSTACLE RACEとして海外で今本当に人気のある大会として急成長を続けています。Reebok SPARTAN RACEはそのメジャーな大会のうちの一つとなります。
当日は午前の部・午後の部と二部制になっていて私たちは午後に参加しました。
受付が終わった後、ちょうど午前の部が終わってフリータイムになっていたので障害物に挑戦してみました。
コースは会場となった阪南大学の校庭を使っての本当にミニコースです。
こんな感じのコースレイアウトになっていて5つの障害物があります。
START→CARRY→CLIMB→THROW→CRAWL→CARRY→GOAL、になります。
それぞれにクリアできない、落下させた、命中しなかった、等にはペナルティでバービージャンプを10回課せられます(これがまたキツい...)。それぞれは本場のSPARTAN RACEのに比べたら全然難易度は低いのですが...スプリントで次々に障害物をクリアしていくのは回復する時間がなくまさにサーキットトレーニング。フィットネスの進化版と言われる所以でしょう。
一通り体験し終わって、レースオリエンテーリングが始まり、次にレースの始まりです。
5人一組男女別でスタートします。前の組が終わったらスタートです。
レースの流れとしては、
召集されてスタートラインに立ち、フラッグを振られてスタート。
まずCARRYのズダ袋18kgを持って走ります。女性は肩や頭に乗せていいのですが、男性はそれをしてはいけないので前に抱えるか、小脇に抱えるかして走ります(背負うのは禁止)。これが走るごとに小刻みに揺れ、細かい腹筋をしているように疲労が溜まっていきます。
で、所定の位置にズタ袋を置き、走って次の障害物、CLIMBです。大人の男性ぐらいの高さの壁を登ります。女性は助けとして赤いバーが壁の途中にあるのでそこに足をかけれます。男性は何もない壁に足をつけてグリップをきかせて同時に腕で這い上がる高さになると思います。胸筋や腕力、腹筋等を多少なりとも使うと思います。
そこを越えたらTHROWです。120cmの木の棒を槍に見立てて的に向けて投げます。一発勝負になるので失敗したら即バービージャンプです。これがまた前の障害物で腕に地味に疲労がたまりイメージ通りに投げられません。
次は校庭をほぼ一周して、CRAWLです。テープを張った下を匍匐前進して進みますが、テープに触れたら即バービージャンプです。体が大きいと体を地面に擦って前進するぐらいの高さになるので大きさのアドバンテージはここでなくなります。
で、最後は最初に運んで行ったズダ袋を再度持って走ってゴールです。ここまで来ると結構全身にダメージが蓄積し、ただ前に進むのみです。
ゴールをした多くの人がゴール後に倒れこんだり、息を切らして、などの追い込んだ状態になってました。
私ですか?
私はTHROWとCRAWLでバービージャンプを喰らい、組でビリになりました...。
普段することのない動きが多く、なかなか難しかったです(^^;;
テクニック系が苦手ですね...
さて、ノルディックランニング関西普及委員会としてこの大会に参加してみて思うことですが...
今まで負荷をかけ、より良いフィットネスを提供してきたつもりでいましたが、思っていた通り世の中は更に進んで先を行っていました。フィットネスの競技化は今の時代の止めることのできない流れですが、より多様化してきてノルディックウォーキング・ランニングではカバーしきれない範囲へと主流が移り変わりつつあるのが現状です。当委員会としてはそこをFell-Runningである程度カバーしてきたつもりですが、世界からしたら溢れ落ちているものの方が多いのが現実です。ここを自覚してノルディックウォーキングをしていかないと若い人が離れていくのでは?とも危機感を感じました。ランニング・トレイルランニングの代わりに台頭してきた障害物レースがこの時代の空気をうまく読み、ワールドワイドで急速に広がっているのがまたそれを否定できないところです。
ただ、このフィットネス競技を知って、ノルディックランニングの練習を組み立てるとなるとある程度はできないこともない、とも思いました。そこまでの需要があるか?といえば今は未知数ですが受け入れてくれる人も少なからず居るのでは?とも楽観的に考えてしまいます。
先ずはノルディックランニングでフィットネス競技を改めて視野に入れ直し、補強部分で何をするか?併せてFell-Runningの見直しも必然的にしていかなければならないでしょう(本場Fell-Runningは私たちが朝活でしているものとは比較にならない程ハードなのですが、そこまでいろんな要因でできないのです...)。
これからまたコツコツとトライ&エラーを繰り返してより密度の濃いノルディックランニングを提供できる様に頑張ります。
↓日本では知名度の極端に少ないOBSTACLE RACEですが、Reebok SPARTAN RACEだけでこの様にワールドワイドで開かれている事を知ってほしいです。
またSPARTAN KIDS RACEというのもあり、4歳からエントリーできるのも層を厚くしています。
実は去年に前身となるReebok FITNESS BATTLE RACEというのが国内であったそうです。
前から海外の大会や選手をチェックしていた私ですが全然知らなかったです。
2016 Reebok FITNESS BATTLE RACE
最後に本場のSPARTAN RACEの動画を貼り、今年、国内初開催されるSPARTAN RACEのサイトもリンクしておきます。
どこまで本場のレースに迫れるか分かりませんが期待したいですね。