カンクン万博閉会、支えた清華の技術

　メキシコの保養地、カンクンで開かれていた万博が10/31に閉会する。現時点で閉会式には魏毅外交部長が出席する見通しだ。

　長期間に渡る万博を支えたのは、メキシコと清華の揺るがない関係と、我が国による技術提供だ。

　カンクン万博会場まで向かう高速鉄道。清華が欧州のインテルマリウムから引き継いだこの長大な鉄道路線は、中米でも類を見ない高速鉄道網に生まれ変わった。

　清華の技術供与により作られた中央幹線は多くの観光客にメキシコと我が国の協力関係、そしてメキシコの経済水準を西側に見せる「ショーウィンドー」として活躍した。

　上海国家交通大学の令教授は「清華による莫大な鉄道インフラ輸出は、メキシコの万博に大きく貢献しました。また今後は新たな高速貨物輸送網などの整備も前進し、メキシコはさらに経済発展を遂げるでしょう」との展望を示している。