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はな 千葩 (せんは)

器のこと

2021.10.26 07:10

福岡の陶芸家・下岡由枝さん(工房"宙"ソラ)の作品と出会ったのは、いつもお世話になっている珈琲店でのこと。

釉薬のかかっていない、それでいてなめらかな印象の美しいお茶碗。ひと目で魅了されました。

「いつか下岡さんの器に花をいけたい」という思いは、意外と早く実現することに。

コロナ禍のなか、ほんの数日催された窯びらき。花器を探していることをお伝えするとたくさんの作品を見せてくださり、強く惹かれたのがこちらの器。

力強さの中にも優しさ、おおらかさを感じ、「私はこの器にどんな花をいけることができるだろう」とわくわくしました。

そして恥ずかしながら、その時初めて"焼締め(やきしめ)"という焼成法を知りました。「水は漏れないけれど空気は通すから、花をいけるのには良いそうなんです」と気さくにお話ししてくださる下岡さん。そのお人柄にも惚れ惚れし、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

器といえば、祖母や母との思い出も…

それはまた、あらためて綴ることにしますね。