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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

雨音

2017.04.17 22:04



雨の音がする日は、

まるでこの世界の住人が兄弟になったみたいな、

妙な連帯感と同居した居心地の良さを感じて、

私は目を覚ますの。



カレンダーも手帳も白紙の日に、

寂しみを感じてソファに寝転ぶ私に、

今日は外に出なくていいよって神様が言ったみたいで、

なんだか安心するの。



はしゃぐ子供たち。

雨宿りする猫。

はねた水しぶき。

曇天から降りそそぐ、

雨の創る景色と音。

「そこに居ていいよ」「ここに居ていいの」

それはどこかから誰かへの、不明瞭な存在承認になる。



雨の音がする日は、

風にまぎれ気怠さと溜息が街並みを染めるような、

だけどどこか晴れ渡った空を望む希望を持って、

私は歩くんだ。



光る水面(みなも)。

彩りの水たまり。

色とりどりの傘の群れ。

いつか虹を生むため、

雨は降るしとしとと音。

「もう少しだよ」「何かが変わるよ」

それはどこかから誰かへの、嘘みたいな応援歌になる。



「新しい日が来るよ」「新しい日が来るね」

それはどこかから誰かへの。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

雨音で目が覚めたので、今日はもう起きてしまおうという決意のうた。