面取
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさ提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
本日は水曜日で定休日!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
一昨日の営業終了間際のことですが、陶工で
兵庫県民芸協会会長の前野さんと、同理事の
田口さんのお2人がテマヒマにお立ち寄り下さ
いました。田口さんは東京在住で協会のオン
ラインでの理事会やインスタライブではお会
いしていたのですがリアルにお会いするとい
う意味では初対面。初めて会ったような気は
しないもののやはり実際に会う、話すってい
うのは大事ですね〜。関西にお越しになると
いうことで3日間前野さんが京都・大阪・兵庫
をフルアテンドされてたようです。
短い時間でしたが、色々なお話も出来てとて
も楽しい時間だったのですが、茅葺というタ
イトルのブログでも書いたように現在前野さ
んは新居作りを進めてらっしゃることから、
テマヒマのリノベーションや椅子のことも
話題に。
テマヒマの床は、朝鮮張りという技法/意匠を
採用していて、柿渋を塗って希釈した鉄液を
塗ることでエージングした風合いに仕上げる
ということをしています。詳しくはリノベー
ション当時の上記リンクをご覧頂くとして。
前野邸も朝鮮張りだそうですが、そのアプロ
ーチの違いが面白いなと思いました。僕の場
合、工務店さんと一緒に河井寛次郎記念館に
行ったりしつつ、出来上がりイメージを伝え
て、細部は工務店さんや大工さんにお任せし
たのに対して、前野さんはYouTubeで朝鮮張
りの工法を調べて、大工さんにお願いしたそ
う。作り手らしいというか、突き詰める、細部までこだわる前野さんらしいというか。僕
の場合、よくこのブログでも書いていたよう
にサラリーマン時代のマネージメントスタイ
ルからきてるようにも思いますし、先の書き
方で言えば、工法と捉えるか、意匠と捉える
かの違いのようにも思います。
ちなみに障子の意匠は、河井寛次郎記念館や
日本民藝館などのものをヒントに作って頂い
たのですが、写真で説明して工務店さんから
建具屋さんに依頼してもらいました。後々本
家のものを見ると面取りされていて、お任せ
スタイルの詰めの甘さだったなぁと思います
。大工さんでは無くディレクションした僕の
ディレクションの問題。それも僕らしいと言
えば僕らしいのですが。。。
テマヒマは本日水曜日で定休日です。明日10/
28(木)11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。
尚、29日(金)はご案内の通り臨時休業です。
それでは、今日も好い一日を!
タイトルの漢字2文字を面取とするならば、俊
彦窯さんの面取りの器も合わせてご紹介すれ
ばよかった〜とも思いますが、そこの甘さも
僕らしさと言えば僕らしく。。。