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春の山菜、野菜の苦みを味わおう

2017.04.18 04:52

昔から「春は苦いものを食べよ」と言われています。

苦みのある山菜にはミネラルやポリフェノールなど、新陳代謝を促進する成分が多く含まれています。

冬から春へ体も活動するための準備を始めるこの時期にふさわしい食材なのです。


【苦み野菜の効用】

◎紫外線対策

苦みのある野菜、菜の花はビタミンCが豊富で、栄養バランスも良く、風邪の予防や美肌効果、紫外線対策に。

※ビタミンCは加熱に弱いので、茹で過ぎないように注意!


◎老化防止

すべての苦味野菜に、ポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールは、活性酸素を除去し、老化の進行を遅らせる働きがあります。


◎新陳代謝を促進

独特の苦み成分であるアルカロイド類(窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称)新陳代謝を活発にし、消化を促進する働きがあります。

たらの芽やふきのとうに多く含まれています。


◎血圧を下げる

カリウムや強い香りの成分にテルペン類(イソプレンを構成単位とする炭化水素で、植物や昆虫、菌類などによって作り出される生体物質)が多く含まれ、血圧を下げる、血行促進作用、鎮静作用があります。

セリやうどに多く含まれています。

【苦味野菜の食べ方】

◎天ぷら


苦みのある山菜は天ぷらにすると苦みが和らぐので、苦みが苦手な人は天ぷらがおすすめです。

(ふきのとう、行者にんにく、こごみ、こしあぶら、たらの芽、葉花わさび、のびる)


◎茹でて和える

さっと茹でて(茹で過ぎないように)お浸し、ごま和え、ポン酢和え、味噌和え、マヨネーズ和え、サラダに。

(菜の花、こごみ、うど、セリ、ゼンマイ、葉花わさび、ねまがりだけ)


◎煮物

下茹でして(アク抜き)から煮物に。

(ゼンマイ、ふき、ワラビ、ねまがりだけ)


◎生で

うどは皮を厚く剥いて、酢水に浸してアク抜きし、生のまま食べる。

(のびる、うるい、うど)


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