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munetomo.club 棟朝淳州

中国恒大その他の不動産デベロッパー債務問題はフィリピンでも起きる。同じ構図でしか無い。

2021.10.27 21:38

恒大一つで30兆円以上の負債、中国全土では、他のデベロッパー、下請け、孫請け、素材業者、不動産屋、。。と500兆円負債となる。フィリピンのデベロッパーは中国製の図面、それに伴う材料、ものによっては中国製建設機械も作られている。前から言う様に、、フィリピンのデベロッパーは49%迄は販売して、それまで使った金をチャラにして、51%は身内で所有して、土地の所有権利と50年後の再建築の権利、そして管理組合の権利を手の内に収める。日本でのマンション業者の利益は30%だが、中国、フィリピン、他のアジアでは51%以上となる。何しろ販売価格の49%の中に全てのコストをぶち込むので、下図の様に建設コストが売り上げの20%となる。これを逆算すると良く分かるのだが、今フィリピンデベロッパーが提示している販売価格は平米12万ペソ 日本円で約25万円で有るが、これの20%=25000ペソが1平米あたりの建築費で、建築費相場と一致する。まあしかし、この金額は10年前以上の金額なので、当然上がって良いが、それを抑えているので、建物の質が毎年悪くなる。即ち、新品の質が上がるのでは無く、下がっている。自動車でこんな事が起きたら、誰も買わないが、不動産は馬鹿な人間の上がるかも知れないと言う欲が目を曇らせて来たが、中国の様な建物崩壊と言うレベルまで手抜き工事が進めば、いやがおうでも現実を見る事になる。今、多分全ての中国製品で手抜き工事が進んでいると思われる。最近うちのパートナー法律事務所の入るビルの管理会社が破産手続きで、うちも今年中に追い出される事になった。金持ちのボンボンが親の力を利用して作ったこの会社は、親の力で税務署を入居させ、ボンボン達のカジノゲーム会社が中国らオンラインカジノ会社を誘致したりしていたが、入って来た入居金や家賃は全部使い果たし、その上、銀行から多額の借金も使い果たし、ビルのオーナーである、BGCの運営会社には家賃も払わず、その総額が1億円以上になったので、さすがの親達もも見切りをつけた形。女とギャンブルで身を滅ぼした典型的な例である。うちもスポンサーを見つけて、対処策を検討中で有る。これが、フィリピン金持ち支配の内情でも有る。

現実、BGCの建物の販売戸数は、49%に達せず、平均30%に留まっている。即ち、出資金の全回収が出来ていない。この分の金利がかさむ。出した社債の償還期限は迫る。今まで、新規プロジェクトで得ていた金を、旧負債に回していたが、パンデミックによる急速な落ち込み、その上に、ビルを立てる前からの販売方式に変えている為、客からは、完成が遅れていると、やんやの催促。しかしそこの工事に回す金の目処が立たない。下請け業者から支払い催促、しかし既に6ヶ月支払いが遅延している。中国恒大と一緒。多分アジア中で起きている。

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