Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

髙橋ファーム

樹齢1000年の『ヒノキ』

2017.03.26 01:06

ヒノキは日本と台湾にしかないそうです。

北限が福島県、南限が台湾の阿里山です。

そして、ヒノキという木があったから、

法隆寺が1300年たった今も残ってる

そうです。


『樹齢1000年のヒノキを使えば、建造物は1000年もつ』といわれています。

ただし、自然の木と人間に植えられて

大事に育てられた木では違いがあるそう

です。当然、自然の木の方が強いです。


何故なら、木から実が落ちます。それが

すぐには芽を出しません。いや、出せない

そうです。ヒノキ林は地面まで日が届き

くく、何百年も種は我慢してます。


それが時期がきて、林が切り開かれるか、

周囲の木が倒れるかして、スキ間が

できると、いっせいに芽が出ます。

今年の種も、去年の種も、100年前の種も…。


少しでも早く大きくならないと、隣りの

ライバルの日陰になってしまい、一生が

終わってしまいます。何百年もの間、

種が競争します。そして、勝ったもの

だけ成長できます。


大きくなると、少し離れた隣りの木と

競争です。更に、風や雨や雪にも耐えて…。1000年たった木は1000年以上の競争に

勝った木です。


しかし、そういう1000年たったヒノキを

使っても、建物が1000年もつ訳ではない

そうです。木を殺さず、木のクセや性質を

活かして、それを組み合わせて初めて、

建物が長生きするそうです。


残念なことに、現在日本では、樹齢1000年のヒノキがないそうです。あるのは、木曽に

樹齢450年のヒノキがあるだけです。