フコキサンチン
2021.11.12 06:00
「フコキサンチン」はカロテノイドの一種で、キサントフィル類に分類される赤褐色の天然の色素成分です。
主に、
アカモク
ワカメ
コンブ
ヒジキ
モズク
アラメ
などの海藻類の中でも褐藻という種類に含まれるカロテノイドです。
他のカロテノイドと比べてとても強力な抗酸化作用を持っている為、現在注目を浴びている成分の1つです。
「フコキサンチン」の強力な抗酸化作用は、体内で過剰に増え過ぎた活性酸素を抑制してしてくれるので、
老化の予防・がん・動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞などの心臓血管系の疾患などの予防に役立つとされています。
その他に、「フコキサンチン」は、糖代謝を促進させ血糖値を下げる働きもあるので、
糖尿病の予防・内臓脂肪の減少・メタボリックシンドロームを予防にも役立つと注目をされています。
海藻に含まれる「フコキサンチン」の含有量は非常に少なく、
生の褐藻100gあたり、昆布で19㎎、ワカメで10㎎、アラメで7.5㎎、ヒジキで2㎎、しか含まれていません。
さらに、「フコキサンチン」は酸化に弱く、乾物にすると含有量は少なくなってしまいます。
「フコキサンチン」は、特に欠乏症も過剰症もありませんが、健康維持に役立つとされている成分なので、毎日の食事に積極的に摂り入れていきたい成分の1つですね。
海藻には「フコキサンチン」以外にも、食物繊維やミネラルが豊富に含まれているので、
是非食卓のプラス1品に海藻類を加えてみてはいかがでしょうか。