広葉樹が海の生物を育てる
2017.04.11 05:22
沿岸の豊か漁場は、森からもたらせる
栄養分によって育てられてます。
森の広葉樹林では、毎年たくさんの葉が
落ちて腐葉土層ができます。その土の中
には、ミネラルや鉄分が含まれてます。
そして、これらの栄養分が雨によって
河川を通じて、海に運ばれます。
その中でも鉄分が海水中では不足している
様です。海の食物連鎖の基になっている
植物プランクトンや海藻は、先に鉄分を
体内に取り入れないと、窒素を取り込むことができない構造になってるらしいです。
これらの海の植物が、鉄分を直接吸収
できる様な環境は、海水と森の栄養分が
結ぶついた時が、最も適してる様です。
以前、北海道の襟裳岬付近の昆布が
かなり採れなくなり、漁師さん達が沿岸の
森に広葉樹の植林を始めました。
そして、現在では元の昆布の漁場へ生まれ
かわりました。