4種のナガウニ
2017.04.20 04:29
以前からナガウニの分類について気にはなっていました(^^ゞ
ネットでいろいろと調べてみたところ・・・
どーやら「ウニ学 本川達雄/編著 東海大学出版会 2009.3」
という本に詳しく書かれているらしい。
で、早速古本検索で探し、手に入れました。
古本でも3800円。 ナガウニを調べるだけでは勿体無いお値段 (^^;
でも、ウニについてのあれこれが専門的に詳しく&分かりやすく書かれていました。
私が知りたかった、その他のウニ殻情報は僅かでしたが… 写真も少なめ (T^T)
肝心のナガウニの件ですが、
生体なら案外簡単に見分けられることが分かりました。
この本では南日本に生息するナガウニは、
ホンナガウニ ・ ヒメクロナガウニ ・
ツマジロナガウニ ・ リュウキュウナガウニ の4種。
(ツマジロ・リュウキュウは記載を検討中とのこと)
解説されてる見分け方を、私なりに要点をまとめてみると…
★ 生体のウニなら
棘の先端が白ならツマジロナガウニ、棘が黒ければヒメクロナガウニ。
ホンナガウニとリュウキュウナガウニには、棘の色のバリエーションが
多く紛らわしいが、裏返した口の周りの色で判別できるそうです。
赤ならホンナガウニ、灰~茶褐色だったらリュウキュウナガウニ
★ 殻の形状からの見分け方はちょっと複雑 (^^;
専門用語が羅列されてますが、まー簡単に要約すると・・・
肛門周りの殻(多孔板)が残ってる殻標本からなら、ホンナガは見極められるが、
それ以上のことは殻だけで種を確定するまでには至らない! ってことかな (^^;
もっと詳し~く知りたい人は、本を買って読んでみて (^-^)
見分け方が分かったところで、早速磯に出かけてナガウニの調査を・・・
なんとか3種確保してきました (^^;
ツマジロは現在水槽に2個入ってるので、これで4種揃ったことに (^^)
で~、続きはそれぞれのページへ・・・