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【私立TOSS大学】1限目講義 Drum学

2021.10.29 03:44

どーも、ドラムの新次です。 

Blogの更新が金曜日担当になりました!

てなわけで、今週から【私立TOSS大学】と題して、その時々のテーマで僕がお話ししていくといった形式で、Blogをやってみようと思います。何限目まで続くか分かりませんがね。お付き合いくださいー。



ドラマーあるある

  ドラマーあるあるとして「叩くだけで音が出るから簡単だよね」と言われがち、というのが定番です。

  まぁ、ぶっちゃけ言うと、その通りです。その通りなんですが、そうでは無い側面もあります。


「叩けば音が出る」仕組みゆえの悩み

  多少ややこしいので、読み飛ばしてもらって大丈夫ですが、


  まず、「叩くと音が出る」というシンプルな機構の為に、初心者でもハードルが低いのは事実です。単純な8ビートであれば、本当に誰でも簡単にある程度のレベルで可能だと思います。

  しかし、「叩くと音が出る」が故に難しいポイントもあり、それはズバリ「音色」にあります。タイトな感じ、ルーズな感じ、抜けの良い音(抜け、とはドラマー用語でスコンッ!と言う、より遠くに綺麗に届く音のこと)、くぐもった音などのバリエーションは、「打撃」というモーションで発音する楽器だからこそ、後加工が効きにくく、ドラマーのテクニックでより良いものへとレベルアップさせる必要があるのです。



理想のドラマー

  とまぁ、簡単な部分と難しい部分が表裏一体なドラムですが、当然のことながら、大抵のドラマーはドラムが好きで叩いています。


  僕も勿論、ドラムは好きで叩いていますし、どんな曲を聴いても大抵はドラムやパーカッションに耳がいってしまいます。


  それほどまでにドラムを聴いているからこそ、当然「好きなドラマー」と言う人が存在します。皆さんは自分の担当楽器に好きな奏者はいますか?


  僕の好きなドラマーは何人も居ますが、1人だけに絞るなら、間違いなく『荒田 洸』です。


  荒田 洸は、エクスペリメンタルソウルバンド「WONK」のドラマーであり、その他「persona.」という名義でソロシンガー活動や、他アーティストへのビートメイクやプロデュース、WONKのメンバー4人で立ち上げた音楽レーベル「epistroth」の代表取締役社長を務める、なんでもやるマンです。

  彼のドラムは、HIP HOP,Jazz,Soul,Fankなど幅広いジャンルの融合のようなドラムで、2000年代初頭にJazz界隈を始め、各界で流行したWonky Music(不安定なビートを意味する)の影響を受けています。


  WONKの1st Originの「Feelin'  You(Y.N.K)」は、その持ち味が最大限活かされたプレイで圧巻です。

今週の課題(もちろん任意)

今回の講義の課題は、資料として示したWONKのLIVE動画を視聴することです。

ただ布教したいだけだと思った諸君は、まさにその通りであるので即単位認定します。


次回講義にて、出席者の総数も開示します。

では、また来週。