三軒茶屋店まもなく8周年(1)
タロット占いのステラマリス・アドリアーナです。
東京・三軒茶屋の店舗は来月2021/11/11で8周年を迎えます。
ワーーーー!パチパチパチ(自分で拍手)
1年、3年越えるのがとても大変と言われている東京での厳しい店舗戦争において、10年が見えてきたことは嬉しく、それも一重に皆様のおかげです。
ありがとうございます。
タロット占いのお店としてはゆる〜く始まりました。最初はタロット占い15分500円と黒板に書いて出しただけでのスタートです。
ご覧の通り、どう見ても雑貨店です。
店舗を開業した時は、はっきりと何をやるかを決めていませんでした。とにかく良い場所、良い広さだったので押さえておいて、やっていきながら決めていこうというスタートだったのです。元々フランス雑貨のネットショップを数年やっていたため、お店に並べる商品やアイテムがたくさんあり、雑貨・アクセサリー店としてスタートしました。
しかしこの雰囲気が良かったのだと自分では思っています。アドリアーナ自身も、占い館満載の紫色ののぼりや、不思議なムードの占師写真がパネルにずらっと並んでいる雰囲気のお店への第一歩は躊躇します。今でこそ、この道にいますので躊躇はせずとも、ちょっと気恥ずかしい気もします。もちろん、わかりやすいことは大切ですので見習うべきことは多いのですが、三軒茶屋の昭和の商店街路面でカフェか雑貨店かという雰囲気は地元の女性たちとの交流が広がりました。
そして3年ほど経った時に、モノを販売するだけではなくコミュニケーションもできそうだなと感じて先述の通り15分500円のワンコインからタロット占いを始めさせていただきました。今ではタロット学校も運営して生徒さんもたくさんおりますが、正直に申し上げるとタロット占いの習得は完全に「独学」です。しかしながら、店舗で営業していくために大切なのはバランスです。品質、予算、時間を管理するというプロデュースの原則において、私はタロット占いの宣伝のためにSNSでコミュニケーションをとることは一切やっておりません。スマホの画面の中だけに集中してしまい、街のリアルが見えなくなること、時間の感覚が薄れることは路面店舗にとって致命的だと感じており「三軒茶屋」という街のリアルコミュニティを大切にしてきました。占いの世界にこもることなく商店街の他のお店や住民の方々との繋がりを作り、現在、三代に渡ってのおつきあい・ご用命をいただいております。これらも、そういった皆様が「占い」という言葉だけでなく「アドリアーナ」という人間に目をかけてくださる柔軟性を持つ自由な街の特徴かもしれません。
「占い師になりたい」という気持ちはもともと全くありませんでした。
気がついたら「占い師をやれていた。やらせていただけている。」という状態です。ぜひ皆様も自分の道をたった1つに決めるだけではなく、寄り道も休憩も挟みながら楽しく続けてみてください。楽しいと感じること、これが大切です。楽しいという感情がどこかに少しでもないと、絶対に続きませんしお金にはかわりません。何年かかっても良いのです。
2015年頃には15分500円だったタロット占いが皆様の応援で少しづつ成長して2021年11月11日に8周年を迎える回顧を何回に分けて書いていきたいと思います。引き続きお楽しみ下さい。
(Stella Maris Adriana)