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ピンクウニ

2017.04.23 09:31

ピンクウニという名で、みやげ物屋などで安く売ってる殻。

形から、ナガウニの仲間なのはハッキリしている。

産地は東南アジア方面、主にフィリピン産らしい。

しかし、検索してみても

ナガウニ」「Echinometra mathaei」としかヒットしません…(^^;


◆ ウニの本、ウニ学に書かれていることを要約すると…

「インド洋・太平洋の各地から採集された標本と

沖縄産のナガウニ個体との比較研究が進められた結果、

4つのタイプに分けられ、それぞれ

ホンナガ・ヒメクロ・リュウキュウ・ツマジロ

に相当するということが分かった」 と書いてある。


◆ ナガウニを見極めるポイントの一つ、多孔板の小疣の数

☆ ツマジロ ではほとんど見られない(0~1個)

☆ ホンナガ では平均9個(6~14個)

☆ リュウキュウ・ヒメクロ は数個程度(0~4個)


ということなので、多孔板を拡大して見てみる…

2個ある。でも、多孔板の周辺のところ、肛門周りのイボだ。

このイボを小疣として数えいいものなのか?

数に入れないとしたら0個? これって…?


◆ 海外の図鑑やネットなどで紹介されている生体の「mathaei」の画像。

棘の先端が白いやつ が混じって紹介されている…?


◆ 私が生体から殻標本を作ってみた結果、色は薄いがピンク色になったのは

今のところ ツマジロナガウニ だけ。


以上、小疣の数や、殻がピンク色だということなどを考え合わせると、

4種の中では ツマジロナガウニ が近いように思える…が…?

う~む?(-"-)y-.。o○

はたして・・・ その真相やいかに!