複業・副業の選び方は、経験できる規模・スピード・影響力を変えるのがおすすめ〜複業(副業)女性経営者ブログ〜株式会社Cannpass山崎春奈
こんにちは。株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。私はPRプランナー・PRライターとして複業(副業)を2016年からスタートし、2020年に会社設立をしました。
会社員として外資系メーカーでマネジメント職を勤めると同時に、経営者としてPR・キャリア・人材育成にかかわる事業を展開しています。
複業(副業)で経営者をやっているというパターンはまだ珍しいので、
「収入が足りないわけではないのに、なぜ複業(副業)をしているの?」
「まったく異なる業界・職種で複業(副業)しているのは、なぜ?」
といったご質問をいただくことも多くあります。
今回は、私がなぜ複業(副業)をつづけているのか、この先のキャリアをどう考えているのかお伝えします!
複業(副業)は“自分だからこそ”の価値を磨く経験
そもそも、私が複業(副業)を始めたきっかけは、収入が目的ではありませんでした。
「個人で仕事ができるスキルを身につけたい」「キャリアの選択肢を増やしたい」という思いで、PRライターの仕事にたどりついたんです。
複業(副業)を始めた経緯をお伝えすると長くなってしまうので、気になる方はこちらをご参照いただければと思います。
収入が目的ではないとすると、なぜ、あえてもう1つ仕事を増やし、パラレルキャリアを約5年もつづけているのでしょう。
私の場合、会社員としてのキャリアは3社経験していますが、どれも数千人〜数十万人という大きさの組織で、いわゆる大企業に勤めてきています。
もちろん、その規模の企業だからこそ、社会に与えられる影響や、うみだせる価値も大きい場合が多いので、そこでしかできない経験を積ませていただいています。
一方で“自分だからこそ”の価値を磨いて、目の前の人に貢献したい。そうなると、個人で仕事をする経験も積むのが、よりよいのではないかと私は考えています。
それが、私にとって複業(副業)をつづけている意味なのです。
会社員としてのキャリアを選ぶ軸は、経験できる仕事の規模感やスピード
複業(副業)でつづけてきたPRプランナー・PRライターの仕事を発展させて、今は法人化して会社として経営しています。
フリーランス・複業(副業)メンバーにお仕事をお任せすることもありますが、社員を雇用しているわけではないので1人社長の会社です。
自社の事業をつうじて、目の前にいる企業さま・個人の方々の支えになりたいという思いを形にしています。それが結果的に、社会への貢献にもつながるはず。実際、事業をつうじて実感できることも多いんです。
とはいえ、自分1人だけで貢献できること、影響を与えられる範囲は小さいので、会社員としての仕事は、自分1人ではできない、社会や業界全体に貢献することを目指している企業の一員として仕事をしたいと考えています。
つまり、複数の仕事をするといっても、私の場合は、似たような仕事で複数ということではないんです。せっかく複数の仕事をするなら、それぞれで自分の実現したいこと、貢献したいことを満たせる環境を選ぶという選択が私にとってはベストだったということですね。
もちろん、自分で事業をはじめて、それが社会全体を変えるような規模に発展させられたら、それは素晴らしいことだと思います。
でも、複業(副業)と会社員の仕事それぞれ、携わるビジネスの規模感や社会に与えられる影響が違うものを選ぶと、両方を同時に経験できるので、おすすめです。
個人の仕事をしながら、会社員の仕事もつづける価値は、その違いによって変わってくるのではないかと最近思うようになりました。
相乗効果をもたらす経験が、複業の理想的な増やし方
この1年ほどで、複業(副業)での採用も募集している企業さん、増えましたね。
個々人のライフスタイルに合わせた働き方も選びやすくなっているのは、とてもいいことだなと感じています。
私は、自分自身の経験をもって、日本社会で複業(副業)が当たり前の選択肢として選べるようになることに、微力ながらでも貢献したいと思っています。
なので、しばらくはパラレルキャリアをつづける予定です。
将来的には、2つに限らず、3つ、4つと複数の仕事を同時にやっていく、本当の意味での“複”業も経験してみたいと考えています。
ただ、数を多くするあまり、1つひとつに対しての質が下がってしまうのは本末転倒なので、そうならないよう、それぞれの仕事が互いに相乗効果をもたらす形がベスト。
それこそ、先ほどお伝えしたように、私の場合は以下のように重視するポイントを分けています。
会社員としての仕事:自分1人ではできない規模・スピード・影響力で社会を変化させる企業
個人の仕事=複業(副業):目の前の企業さま・個人への貢献が実感しやすい仕事や、自分だからこそ、やる価値がある事業
自分なりにそれぞれの仕事を選ぶ理由を整理しておくよいいですよ。
(もちろん、必ずしも個人の仕事と会社員の仕事で目的を分けるべき、というわけではありません)
私の場合は、それぞれの仕事の目的が違うので、私の経験を包括的に満たしてくれています。どちらかの経験や学びが、もう片方の仕事にも活きるということも少なくありません。
これから複業(副業)をしようと考えている方や、複業(副業)をはじめたけど今後のキャリアをどう発展させていくか迷っている方にとって、今回お伝えしたことが少しでもヒントになったら嬉しいです!