天邪鬼(あまのじゃく)・潜在意識の強大な力
https://ameblo.jp/mo-company/entry-12089226727.html 【天邪鬼(あまのじゃく)】
ひねくれ者やつむじ曲がりな人のことをよく「あまのじゃく」と呼ぶ。
神話や仏教では、人の心を読んで口真似などで人をからかう悪鬼や妖怪として描かれている。人間の煩悩を表す象徴として、四天王や金剛神に踏みつけられていることが多い。仏教の建物で柱などに彫られていることもある。
天邪鬼の由来は、「天探女(アメノサグメ)」とされている。「古事記」「日本書記」によると、天探女は天稚彦(アメノワカヒコ)に仕えていて、人の心を探ることができた。天稚彦に告げ口をした結果、天稚彦を死なせてしまう。
このエピソードから、天探女は小鬼と扱われるようになり、天の邪魔をする鬼、ということで「天邪鬼」になったらしい。
スサノオが吐き出した猛気が天逆毎(アマノザコ)という女神になった、という話があり、これが天邪鬼の元になったとも言われている。
「御伽草子」では、長者の家に嫁入りが決まった瓜子姫を食い殺し、その皮を被って瓜子姫になりすました。最後は正体がバレて成敗された。
この物語でも、もともとは「天探女」として登場していたが、いつからか「天邪鬼」に変わるようになった。
その他にも、色々な物語に登場するが、人の心を読み取り悪戯をする、というものが多い。
容姿は、肌は浅黒く、角は1本という姿が多いが、男だったり女だったり、様々である。
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」では、毘沙門天像によって封印されていたが、ひねくれた老人の手で封印が解かれ復活した。相手の考えていることを読み取り、鬼太郎の攻撃もやすやすとかわしてしまう強敵だった。最後は再び、毘沙門天像の下に封印された。
先日、大阪の歓心寺に行ってきた。奈良時代の初めに開創された歴史ある寺で、大阪府下最古級の国宝建造物である金堂をはじめ、楠木正成首塚など、重要文化財を見学できる。
ここの霊宝館には「天邪鬼」の木像が展示されている。元々は建造物の一部だったが、今は別にされている。
水木しげる先生が描く「天邪鬼」には、様々な姿があるが、幼い頃に読んだ「妖怪おもしろ大図解」で紹介されている「天邪鬼」が印象的だった。
そのモデルになっているのが、歓心寺の木像である。霊宝館では写真撮影禁止だったため、パンフレットを撮影して掲載した。
片足を投げ出し、頬杖をつき、ふてぶてしい表情が、いかにも「天邪鬼」らしかった。
https://www.tazunearuki.info/tengu/ibun1.html 【天魔雄命】より
天魔雄命(あめのざこおのみこと)は、偽典とされていますが、先代旧事本紀(等)にのみ登場する、素戔嗚尊(スサノオノミコト)のいわば孫に当たる一柱(神)です。
日本の百科辞典的書物である寺島良安『和漢三才図絵』(正徳二年(西暦1712年))では、『先代旧事本紀』を引いて、素戔嗚尊の体内の猛気が吐き出されて天逆神(あまのざこがみ)と成ったという俗説を記しています。
素戔嗚尊は、日本人にはおなじみで、日本神話では凄まじい暴力と武勇の持ち主の神として登場します。
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子で、父神から追放され,高天原(たかまがはら)に姉の天照大神(あまてらすおおみかみ)をたずね乱行をかさねたので,姉は怒り悲しみ天岩戸(あまのいわと)にかくれたと伝えられます。
のち出雲(いずもの)国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し,すくった奇稲田姫(くしいなだひめ)と結婚し出雲の祖神となります。
「古事記」では須佐之男命とかきます。
さて、その荒ぶる神から生まれた女神「天逆毎(あまのざこ)」は、姿は人間に近いものの、顔は獣のようで、高い鼻、長い耳と牙を持つと言われています。天狗神(あまのざこがみ)とも称するように天狗や天邪鬼の親とも言われています。
何せ力が並はずれて強く、またどんなに強靱な矛や刀でも噛んで毀してしまうという恐ろしいほどまでの牙を持っています。
物事が意のままにならないと荒れ狂い、力のある神をも千里の彼方へと投げ飛ばし、鋭い武器でもその牙で噛み壊すほどの荒れようだったと伝えられています。
また、天邪鬼のように物事をあべこべにしないと気の済まない性格で、前のことを後ろ、左のことを右などと言ったという。
その「天逆毎(あまのざこ)」は、天の逆気を呑み込み、一人で孕み、天魔雄神(あまのまかおのかみ/あまのさかおのかみ)あるいは天魔雄命(あまのざこのみこと)をもうけるのですが、親子で暴れ回わり、後に天魔雄神は九天の王となり、荒ぶる神や逆らう神は皆、この魔神に属したといいます。
彼らが人々の心に取り憑くと心を乱され、聡い者を誑かし、愚かな者を迷わせるといわれています。(鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』でも天魔雄神を脇に抱える天逆毎が描かれています。)
やはり天狗のような強い法力を持つものを束ねることができるのは素戔嗚尊のような荒ぶる神やその力を受けついだ者でなければ無理だという発想に行ったものでしょうか。
なお、天邪鬼については、「人の心を見計らって悪戯をしかける子鬼」とされることから転じて、現代では「他者(多数派)の思想・言動を確認したうえで、あえてこれに逆らうような言動をする"ひねくれ者"、"つむじ曲がり"」「本心に素直になれず、周囲と反発する人」またはそのような言動を指して、「あまのじゃく(な人)」と称されるようになりました。(ウィキペディアより抜粋)
いずれにせよ、天狗と同様にあまり人には印象よく思われていなかったのは確かなようですね。
参考資料:(『和漢三才圖會』巻44治鳥付天狗天魔雄)。
https://news.line.me/articles/oa-yogajournaljapan/8d88f0009051 【実は【無意識】が原因?あまのじゃくな行動をしてしまう時に知りたい3つのこと】より
家族、友人、恋人、夫婦などの親しい人との関係の中で、「この人、言葉と行動が矛盾しているなあ。」とか、あるいは「どうしてもこの人の前だと、思っていることと正反対の行動を取ってしまう。」なんて自分や他者の行動に矛盾を感じ、不思議に思うことはありませんか?実はそれって無意識に起きる行動で、ひょっとすると当の本人も苦しんでいるかも。臨床心理士でもある筆者が、無意識に起きてしまう行動とその対策についてお伝えします。
矛盾した行動を取ってしまうこと、ありませんか?
周囲の人との関係の中で、こんなこと経験したことありませんか?
・好きな人に意地悪をしてしまう
・気づけば夫や妻といつもけんかになってしまう
・彼氏彼女のことは大好きだけど、素っ気なくしてしまう
・上司のことは嫌いなのに、ついついお世辞を言ってその場を取り繕ってしまう
・親のことは好きだけど、あまり近づいてほしくないと思ってしまう
・SNSなどで良い投稿だとは思わないけど、「いいね」を押してしまう
こう言った行動、一般的には「天邪鬼(あまのじゃく)」と呼ばれることが多いと思いますが、心理学では【反動形成】と呼ばれています。
【反動形成】とは
反動形成とは、精神分析の創始者であるフロイトによって提唱された、防衛機制と呼ばれるものの1つです。自分の本心を隠すために、無意識に、本心とは逆の行動を取ってしまうことを指します。反動形成は、という時に起きやすいのです。
それが嫌いな相手であれ、好きな相手であれ、どちらの場合も共通しているのは、「相手に嫌われたくない」という思いが根底にあること。「相手に嫌われるかもしれないから、ここは愛想良く振舞っておこう」「相手に嫌われるのが嫌だから、だったら先に嫌われるような行動をした方が良い」そんな気持ちになってしまうのです。
反動形成を起こしやすい人の特徴
反動形成の行動を取ってしまう人の特徴に共通するのは、「自分に自信がない」ことが挙げられると思います。つまり、自尊感情や自己肯定感の低さから、過度に周囲の反応を気にし、自分の思考や感情に蓋をしてしまうことも少なくないのです。
反動形成と付き合っていくには?
反動形成をされる側にとっては、なかなか厄介に思えますが、無意識にしている側からすると苦しいもの。反動形成と向き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか?
①自分の気持ちに気づくよう意識を向ける
まずは、自分自身で“本心”と“抑圧しようとしている気持ち”の2つの気持ちの中で葛藤しているということを意識することから始めてみましょう。いつもは気づかなくても、意識することで、いつも以上に客観的に自分のことを観察し、本来の自分の気持ちが見えてくるかもしれません。
② 目に見える、聞こえる形で表現する
少し客観的に自分を観察し、本心が何かを理解することができたら、今度はそれを見える形、聞こえる形に表現してみると良いでしょう。例えば、紙に「○○が好き」「○○は嫌い」など書き出してみる、あるいは、声に出して、音として聞こえる形にすることも悪くないと思います。心のうちにしまい込んでいるものを表に出すだけでも意識の仕方が変わるかもしれません。
③ 自分の出した答えを肯定する
少し客観的に自分の気持ちを観察する中で、その気持ちを認められない、あるいは否定してしまうということもあるでしょう。「ネガティブな答えはよくない」と思いがちですが、自分の中で考えて出てきたことの結果なので、好きであれ嫌いであれ、どんな思いでも「これでOK」と自分の思いを肯定してあげると良いでしょう。
反動形成を付き合う中で一番大事なことは
ここまでのステップを踏む中で、なかなか考えがまとまらないこともあるでしょう。そんな時は信頼できる人と話をして整理してみることもひとつ。また、「考えてはみたけど、やはり今までの態度や行動は変えられない。」そう感じた場合はそれでも良いと思います。必ずしも理由を解決することが大切なのではなくて、事実を受け入れ、そういう自分とバランスよく付き合っていくことが大切なのです。ヨガスートラの教えの中に、自分の真実を知ることの大切さ(ヴァイラーギャ)が唱えられています。事実として起きていることをまずは知り、それを受け入れることによって、次のステップへと進んでいけるのかもしれませんね。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
潜在意識を味方につける手軽な方法としてよく知られているのがアファメーション・「自分へのポジティブな宣言」です。
ナポレオン・ヒルを始め、ジョセフ・マーフィーや、多くの成功哲学研究家達、心理学者たちが「潜在意識の強大な力を、上手に活用することが必要だ」と言っています。
そして、潜在意識の強大な力をポジティブに引き出すためには、前向き・肯定的な考え方をする必要があります。
しかし、潜在意識(=無意識)には、自分がこれまでの人生で習慣的に行なってきた「考え方」が刻み込まれています。
これら無意識に定着して習慣になっている考え方は、意識(顕在意識)で「今日から前向きになろう!」とか「自分はできる!」と思っただけでは変わりません。
一時的に前向きになっても、すぐに習慣的な考え方に戻ってしまいます。
そこで、潜在意識に刻み込まれた習慣的な考え方そのものを変えていくアプローチが必要です。
そのためには 強いインパクトと繰り返しです。一般の学習と同じです。
手軽に潜在意識を変えるには、何度も何度も繰り返すことが有効です。
今日の朝、そして夜、つぎは翌朝、そしてその日の夜、・・・というように「反復することは潜在意識に定着した考え方のクセを、確実に変えていく力」を持っています。
では何をアファメーションすればいいのでしょう?
ご自分に必要なアファメーションの言葉を 以下の手順で考えてください。
1) どんな自分になりたいか、何を実現したいかを考える
2) その実現のブロックになっているもの、足りないものを考える
3) アファメーションの文章を作る
何がブロックか、何が足りないかを認識したら、それを自分に宣言する文章を作りましょう。言葉にすることでとても強いパワーになります。
4) アファメーション ポイント
① 断定的、肯定的な表現を使う潜在意識は、否定語をイメージできません。
例えば「XXしたくない」と言っても「・・ない」の部分を認識しないので、一番避けたい「XX」の言葉だけにフォーカスして、XXを引き寄せる結果になってしまいます。
② 結果の言葉で書く
(ソリューションフォーカストアプローチ)
③ 一人称で書く
(過去と相手と客観的出来事は変えられないのが鉄則)
5) 朝と夜、アファメーションを宣言する
人は、睡眠中に脳を整理して、必要な記憶、不要な記憶をふりわけるので、その前に強力
な言葉を投げかけておくと有効です。
6) 携帯メモや紙に書く(ビリアリゼーション)
7) 宇宙の力にゆだねる(変わらない自分を意識すると 脳は変わらないことにフォーカスします)
8)前提を考慮します。
ひすいこたろうさんの文を参考にしてください。
ひすい こたろう
「幸福になろう」という思いの裏側にはいま、幸福じゃないという前提がある。
でも、「幸福を受け入れよう」と思えば、そもそもの前提は幸福だ。
「思考」が現実化するんじゃない。「前提」が現実化する。
あなたはいますぐに幸せになっていいしあなたは十分に豊かであっていい。
そういう存在であることを受け入れ、認めよう。いまこの瞬間に!認めたものが現れる。
これがこの世界の真実だ。さあ、今日も行ってらっしゃい^^