中国の人々はどんなふうに「海水浴」を楽しむのですか？

【質問】 

中国の人々はどんなふうに「海水浴」を楽しむのですか？ 

 【回答】 

中国の海岸線の総延長は32,000kmで、そのうち18,000kmが大陸の海岸線、14,000kmが島の海岸線です。現在、多数の海水浴場が存在するはずです。 中国で、初めての「海水浴」は約30年前に誕生し、筆者の故郷の福建省は、海に抱かれる地域で、30数年前、長楽休暇村ができて、すごく人気があって、皆があそこで海水浴を楽しむことは最高のレジャーだと思われていました。

現在、中国では、「海水浴」一つの健康法として知られているようです。 海水浴は、カルシウム、マグネシウム、マンガン、モリブデン、ヨウ素、有機物、微量の放射性元素などを含み、皮膚から吸収されて体内に入り、免疫系に必要な酵素や補酵素の原料を補給するなど、人間の健康に有益なものだとみられます。 海水浴をダイエットや禁煙に利用しようとしている専門家もいます。

また、海水にはプランクトンや藻類が多く含まれており、これらは人間の肌を整えるのに最適な天然素材だと言われます。 海水を活用し、体調を整えるには、だいたい4つの方法があります。 

 1）海水マッサージ風呂：圧力をかけた海水からタンブリングフォームを形成し、その中で体をリラックスさせて休ませます。海水風呂の最大の特徴は、体の全体を最大限に優しくマッサージすることです。 

 2）海水高圧シャワー：海水浴の専門家は、海水は医療用の生理食塩水の成分に似ており、海水を高圧にすることで生理食塩水を注入したのと同様の効果が得られ、海水高圧シャワーは人間のリンパ系の循環を促進すると言われます。 

 3) 制御性の海水浴：専用の浴槽で海水の流れを制御することにより、波のような効果を得ることができる。 このタイプの海水風呂は、人間の肺組織を強化し、成長する能力を促進します。 

 4)皮膚マッサージ：海藻などのプランクトンを遠赤外線で加熱処理した後、人の体に塗布することで皮膚の吸収を促進し、皮膚のフィットネスを維持します。 勿論、多くの人々にとっては、「海水浴」は最高のリラックス方法です。 

 いくつ有名な海水浴場があります。例えば、青島第一海水浴場、青島市市南区にあるこのエリアは、100年前にドイツが青島を占領した際に海水浴場にしたもので、一時はアジア最大の海水浴場になっていました。 

 もう一つ、秦皇島の北戴河海浜海水浴場。北戴河は、河北省秦皇島市の南西部に位置し、東西の長さが約10km、南北の幅が約1.5kmの天然の海浜浴場で、曲がりくねった長い海岸、穏やかな浜辺、柔らかい砂と平らな潮、澄んだ水が特徴です。北戴河と言えば、昔、中国の毛沢東をはじめ中央指導者たちは、夏になるとここで執務と療養を行うということです。 

 近年、たいへん人気を集めている海南島三亜の亜龍湾海水浴場、「天下第一の湾」とも呼ばれています。三方を緑の丘に囲まれ、南側は海に向かって三日月のような形をしており、7キロの細長いビーチが広がっています。 亜龍湾海水浴場の最大の特徴は、白くて細かい砂である。これは中国ではユニークな天然資源であり、世界的に有名な熱帯の海岸リゾートに匹敵するものです。 

（メルマガ黄文葦の日中楽話第42話より）