思わぬギフト。
Naoyaです。
最近、家の用事のために自転車で出かけているエリアで、とある園芸店の看板が目につきました。珍しい苗字を掲げた園芸店。幼稚園のときの先生の苗字と同じだなと思いながらもそのままにしていたのですが、先日妙に気になったので立ち寄って切り花を買いながら、お店の人に幼稚園の先生の名前を伝えて聞いてみたところ、先生のご実家だということが判明しました。先生はいつもお店にいるものの、その曜日は休みとのこと。後日、また立ち寄って先生と再会しました。卒園以来だから47年ぶりくらい。先生は僕の名前はもちろん、当時の僕のことやうちの母のことも覚えていてくれました。時系列はバラバラだったけど、今までの人生であったことをパッチワークのように繋ぎ合わせて話しました。6歳以来会ってないわけだから、気づいたら僕の半生を語るような流れになってました。
数年前、辞めた会社の社長とバッタリ寿司屋で再会したことや、知人に誘われてかつて上司だった女性と食事をしたことがありました。退社以来この両者に対しては、わだかまりのようなものをずっと抱えたままだったのですが、その再会のきっかけを無駄にすることなく、前向きに彼らと挨拶をして話すことができたことで、自分の心の中に残留していた結び目のようなものがスルッと解けました。その後、Facebookで高校時代の同級生との再会があったり、駅のホームで高校の担任の先生との再会もあったりしつつ、道端で小学校の担任の先生とバッタリなんていう再会もあって、今回は幼稚園の先生との再会となりました。
まるでタイムマシンに乗せられて、新しい過去から古い過去へと遡りながら自分を見させられているようであり、数々の再会を通じてこれまでの人生を振り返り、調整する機会を与えてもらっているように思えてきます。
ネガティヴな思考や感情を洗い流し、物事を自分の思い通りに変にコントロールしようとせず、自分のやるべきことを粛々とやり続け、シンプルな自分でありつつ、自分に正直で誠実に生きていくと、自分の純度はどんどん上がっていきます。するとある日あるとき、思わぬギフトが届きます。僕の数々の再会はまさにそんなギフトなんだと思います。
今日は二十四節気の19番目、立冬です。秋が終わりを告げて冬の到来です。暦の上では、今日から立春の前日までが冬となります。そういえば、幼稚園の先生の園芸店では大きな温室の中で、たくさんのシクラメンたちがすくすくと出番を待ちながら育っているところでした。紅白歌合戦の司会の話題が出てきて、流行語大賞のノミネートも発表されたところ。2022年「宇宙詠みチャート」も販売中です。ちょっとずつ冬の風物詩が増えてきているなぁと感じる今日この頃です。