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Oimachi Act./おい街アクト

グラハム・ナッシュは地味だが素晴らしいミュージシャンだ

2021.11.02 03:00

「バス・ストップ」の大ヒットで人気を博した、英国のグループ、ホリーズ。

 

メンバーの中で、当初より音楽的に秀れていたグラハム・ナッシュ。

予期した通りホリーズを脱退して、アメリカに渡った。

そしてクロスビー、スティルス&ナッシュを結成。

 

やがてニール・ヤングが加わり、CNS&Yとなる。

 

グラハム・ナッシュは、誤解を忘れずに言うならば、ビートルズやストーンズとは異色のミュージシャン。歌、ハーモニーに関しては突出したものである。

 

CS&NやCSN&Yのアルバムの中から、グラハム・ナッシュの作品を選び出すのは、ある意味、容易だ。

美しいからだ。コーラスのハモリの美しさを強調した音楽であるからだ。

 

1981年の作品「時は流れて」(原題はWASTED ON THE WAY)は、名曲。

続いて1988年の作品。アルバム「アメリカン・ドリーム」に収められている「クリアー・ブルー・スカイ」と。これも素晴らしい。

 

どちらもグラハム・ナッシュの作品。

 

こういった曲がシングルとして発売されないのは。CS&N、CSN&Yとしてのチームの固執があったようだ。

 

決して商業ペースに乗せない。グループとしての自負が強い。

 

CS&Nはロック史上、最高のコーラス・グループと評してもよかろう。

 

グラハム・ナッシュとデイビッド・クロスビーの貢献度がとても高いからだ。

 

コーラスの美しさ。

ライブでの実力。

 

この2つをひとつにしたのがイーグルス。イーグルスが売れたはずだ。

 

「時は流れて」と「クリアー・ブルー・スカイズ」を聴いていみよう。