ガーデンギャング1 憎めない侵入者たち
暖かくなってお花が咲き乱れるようになってから、冬の間あまり見なかった動物たちがまた度々表れるようになりました。
見ているだけならかわいくて癒されるのですが、お庭を持つものとしてはお花や新芽、フルーツなんかを食べ荒らされてしまうので悩みの種でもあります。ご近所さんたちと話していても、この時期、どの対策が有効?なんて話になるし、スウェーデンのコメディでも上品な奥様が怖い顔でなんとか追い払おうとするシーンがあったりします。
この冬は暖冬だったせいもあって、冬を無事にこした動物たちが多いようで、野生動物はどんどん増えているのだとか・・・。そんな我が家のガーデンギャングたちを紹介します。
1. 鹿
一番よくあちこちに登場するのが鹿さん。日本では神様のお使いでもスウェーデンでは害獣・・・。多くの方が花や家庭菜園をフェンスで覆ったり、風車をつけたりして鹿に食べられないような対策をしてます。
鹿といってもスウェーデン語では大きさなどによっていろいろな呼び方があるようです。
2. ヘラジカ
最初に見たときはかなり驚きましたが、ヘラジカさんなんかも家のすぐ近くまでやってきます。そして、木の芽とか、夏にはりんごなんかもむしゃむしゃ食べて行きます。特にこんな風に子どもと一緒のママの場合はヘタに目を合わせたり、追い払おうとすると攻撃的になって襲いかかってくることがあるそうで・・・ゆっくりと通り過ぎるのをただただ待つのみです。
(写真で芝生が伸び放題なのは、我が家の敷地ではなくて、隣の土地を買って近々お家を建設中のお隣さんのものだからです)
田舎とはいえ、一応、家がたくさんあるんですけどおかまいなし。でも、この表情、癒されます。
「家に何かよう?」とでも言いたそうな表情・・・。
3. うさぎ
4月になって毎朝のように現れるうさぎさん。座って何かをもぐもぐ食べたり、ストレッチしてみたり。
窓越しでも気配に気付くとものすごいスピードで逃げちゃうので写真撮影なかなか難しいです。うさぎさんは特に害はないかなーと思っていたのですが、この間、ルバーブの一部が食い散らかされていました。とはいえ、お口に合わなかったようでかじったまま残していってその後は食べなくなりましたけど。
4. ハリネズミ
一番ペットにしたいのはハリネズミ。人が近寄ってもこんな風に針を立てれば安全と思っているようで逃げません。そのため、針をたてて丸まったまま車にひかれちゃうことも多いそう。
4. リス
小さくて素早いからなかなか写真に納められないのがリスさん。確かアメリカの友達はリスも家庭菜園のものを食べてしまうからといってねずみ取りみたいなので捕獲して遠くの森に離しに行ったりしていましたが、スウェーデンではそこまで数も多くないのかあまりそんな話は聞きません。
自然好き、動物好きな方は、ぜひストックホルムだけじゃなく、郊外(田舎?!)でのんびりステイも楽しんでみてください。