エンプラニュース2021年10月号
2021年10月末日発刊
主な見出し
<1面>
住友化学 新たにLCP「スミカスーパー」の高速高密度伝送コネクター向けの誘電率電気特性制御グレード「SZ6920シリーズ」および「SR1920シリーズ」を開発した。市場からの誘電率のバリエーションを求める増やして欲しいというニーズを捉え要望に応え、先に開発・市場投入していた低誘電率グレード「E6205L」と、その誘電正接が低減された「SR1205L」に加えてそれぞれの誘電率を制御した「SZ6920シリーズ」、並びにSR1920シリーズ」を開発した。
<2面>
日本抗菌総合研究所 古河電工グループの古河産業とプラスチックコンパウンドメーカーのアルバファインテックの3社で開発を進めてきたシックハウス症候群の原因の一つとされるVOC(ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物)の低減を可能とする「VOC低減化消臭MB(マスターバッチ)」の開発に成功したと発表した。
<3面>
三菱ケミカル バイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」が、トヨタ自動車が2020年 12 月から販売している燃料電池自動車新型「MIRAI 」のリアヒーターコントロールパネルに採用された。
京都大学とダイセル 木材や農水産廃棄物などのバイオマスを高機能な材料や化学品に変換し、その価値を森林の再生や、農水産廃棄物の高付加価値利用に還元することにより、森、川、海、農山漁村、都市を再生し、自然と共生する低炭素社会の実現、新産業創出などに寄与することを目的とした、包括連携協定を締結したと10月8日発表した。
<4面>
ポリプラスチックス 射出成形時に発生するガスを特定し、モールドデポジット(MD)の低減に役立つ「射出成形時のガス発生メカニズムを解明する新評価法=GIMIM~熱分解ガス由来モールドデポジットへの応用~」の紹介。
<5面>
弘英産業 『プラゴミ資源化プロジェクト』を合言葉に、新たな粉砕機メーカーとして、粉砕機「KSシリーズ」を開発した。KSシリーズは性能と耐久性に優れるうえ、用途に合わせてカスタマイズ可能なブレードやパワーを変更することができるのが最大の特長。さらに、価格面においては、50馬力の粉砕機とフレコンステーション、ブロアー、ブロアー配管のセットで480万円からという業界水準の約2分の1という低価格を実現した。
<6面>
ケミトックス オンラインセミナー日程
<8面>
名古屋プラスチック工業展2021 名古屋プラスチック工業展2021が、9月29~10月1日の3日間のうち緊急事態宣言解除が最終1日だけという厳しい状況で開催された。
~ソディック 「~CASE時代に適応できる最高の成形品質を提供~デジタル成形システム構築に貢献するV-LINE®」を出展コンセプトとして、3テーマ(3台)の機械と3台の機械を接続した品質&生産管理システム「V Connevt」を出展・展示した。
~日本油機 『ベント式可塑化ユニット』を射出成形機 (住友重機械、型締力50t)に搭載し、漁網リサイクルのナイロン(リアミド)を用いて予備乾燥レスでの成形実演、またペレット自家製造装置『SRルーダー・バンビ』のコールドカットタイプ「SRV-40/30型」により、ブース内で無乾燥成形をしているリアミドのランナーを粉砕し、リペレット化を行った(できたペレットを用いて再度成形を行う循環型モデル)。
~松井製作所 「お客様と共に、環境に貢献する」をテーマに掲げ、現代の産業において大きな課題となっているカーボンニュートラルへの取り組みをはじめとする、環境負荷の低減タスクに適したソリューションを届けた。
~春日電機 コーティング・蒸着等の薄膜塗工工程における塗工不良防止のため、基材表面の改質不良対応「コロナ表面処理装置および大気圧プラズマ表面改質装置」、基材表面の残留電荷対応「高密度除電処理システム」、塵埃の付着対応「高密度除塵処理システム」を合わせたシステム機器で発生要因を根本的に除去することを提案した。
<9面>
~天昇電気工業 近年注目を集めている自社商品をはじめ、受託生産しているOEM(自動車・家電・住設など)製品の展示や、長年培ってきた特殊成形技術を紹介した。
~日本タングステン 新しい特殊合金「MZ01」製で高耐摩耗・高耐食性の二軸押出機用耐摩耗部材(スクリューエレメント及びバレル)「MAZELLOY®(マゼロイ)」を名古屋大学コンポジットセンターとの共同ブースで出展した。
~ホーライ ガラス繊維(GF)入りのランナ用として、本体内耐摩耗仕様の小型粉砕機XP-1328型、軟質系エラストマーランナ用小型粉砕機としてSWK-1618型を出展、またコンパクトな2軸式破砕機KR-2060型を実演した。
~DJK サービス概要(受託研究、高分子加工性、高分子分析、高分子物性、高分子耐久性、海外認証申請代行業務)および、新規に導入した試験装置の紹介に加え、2022年に開業予定の新しい研究所の案内などをパネルなどで紹介した。
<10面>
レイケン 業界初の過熱水蒸気循環装置「KCS-8078/600」および、水でMAX230℃まで使用できる温水循環装置「KCT-5012BC/230」を開発、販売開始した。
三菱ケミカル 生分解性樹脂コンパウン「FORZEAS(フォゼアス)」が、このほど海洋生分解認証〝OK biodegradable MARINE〟の認証を取得したと発表した。
2021年7月のプラスチック加工機械生産実績
2021年7月のプラスチック及びゴム加工機械貿易実績
<11面>
2021年7月のプラ原材料生産実績
2021年7月のプラ製品生産実績
2021年8月のプラ原材料統計速報
2021年8月のプラ製品統計速報
PSの2021年8月度の実績