ウエイトトレーニングは不要なのか
ウエイトトレーニング不要というアスリートもいれば、
必要というアスリートもいます。
学生からするとどっちなんですかと聞きたくなりますよね。
ちなみに私は「必要派」です。
ウエイトトレーニングを含む、筋肉に負荷をかけるトレーニングをレジスタンストレーニングと言いますが、私が行う目的として、
①筋肥大や筋力向上
②コンディショニング
③運動感覚
があり、それぞれ方法は変化します。
①は想像つくと思いますので②、③のついてですが、
②コンディショニング
まず言葉の定義ですがNSCAジャパンでは、
「スポーツパフォーマンスを最大限に高めるために、筋力やパワーを向上させつつ、柔軟性、全身持久力など競技パフォーマンスに関連するすべての要素をトレーニングし、身体的な準備を整えることです。」
筋力やパワーの他に柔軟性や持久性も入っていることに注目です。
その柔軟性についてですが、こんな研究結果があります。
レジスタンストレーニングとスタティックストレッチどちらが柔軟性を獲得できるか。
原文
Resistance Training vs. Static Stretching: Effects on... : The Journal of Strength & Conditioning Re
結果として、
「サンプルサイズもかなり小さく、トレーニング研究としては、明確な効果を生み出すには期間が短すぎたと思われます。しかし、結果は一貫しており、ヒューリスティックなメリットがあり、重要な実用的意義があると思われます。」
と前置きしながらも、
「SSは対照群に比べて柔軟性を向上させるが,その向上はRTを上回るものではない」
というものでした。
※SS:スタティックストレッチ
※RT:レジスタンストレーニング
柔軟性獲得のためにはレジスタンストレーニングの方がストレッチと同等もしくは上回る効果が期待できる、つまり柔軟性というコンディショニングにおいてはレジスタンストレーニングは有効なんです!
では明日からレジスタンストレーニングをやろう!!
となるところですが、
ここで重要なのは、レジスタンストレーニング群もスタティックストレッチ群も、
「認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)が設計・監督した5週間のプログラムに従った」
とあります。
有資格者がプログラムを組み、トレーニングに参加し監督しているんです。
そしてトレーニングもフルレンジで行うこととしています。フルレンジはフルスクワットのように関節可動域全てを使って行います。
自分でなんとなく決めたプログラムで、このくらいの可動域でいいだろうで行うトレーニングではコンディショニングを目的としたメリットは得られないんです。
ちなみに私の知り合いで近場で取得している方は新盛聖人さんか青森スポーツ科学センターのスタッフくらいです。
古川のrexsisというジムで働いているので興味ある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
青森スポーツ科学センターは安価でチームのためになるのでもっと広まればと思います。
というわけで、レジスタンストレーニングはコンディショニングを目的としてもメリットがあるのでやらない手はないと思ってます。(※有識者の元で!)
長くなったので次回③運動感覚について書きたいと思います。