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北海道大学体育会サッカー部

ぼくらの年目

2021.11.02 10:28

どうもこんにちは。4年目の大河内です。

正直あと一週間くらいで引退するという実感は未だ湧かないままこのブログを書いてます。辞めたらやっぱ寂しいんだろうなーとは思うけどね。

最後のブログ、何を書くか迷ったけど自分の年目のことを書こうと思います。

監督とか指導者がいない北大サッカー部は最高年目の特徴がそのまま部全体の雰囲気に直結する風潮がかなり強い。

そんな中今の僕らは二部という舞台である要因は大きいかもしれないし、改善しなきゃいけないとこはまだまだあるけどチームとしての雰囲気はそこまで悪くないものを作れている気がする。

けど漆もブログで少し触れてたが僕らの年目は入部したての頃、不作の年だと思われてた。実際1年目からトップに絡む選手は少なかったし自分らもかなり上手い先輩たちを見て、数年後こんな質の集団になれんのかな?みたいに話したのをなんとなく覚えている。

そんな僕らが今こうやってある程度まとまりのある集団の長としてやれている要因というか長所は、個人的に2つあると思う。

1つは静かだけど結構野心家でプライド高めな人が多いとこ。

プライド高いとか書くとあんま良い感じしないけど部活のような集団で成り上がっていく上ではある程度必要だと思う。部活においてトップのカテゴリーで自分が関わって何かを成し遂げることを目標にしているは結構多くいるんじゃないかな。そういう人たちにとってBのカテゴリーで練習させられている状況は簡単に受け入れていいもんじゃないと思うんだよね。自分は最初の二年Bでの練習が多い側の人間だったけどあんま楽しかった覚えはない。今思えばチームの運営上しょうがないことだけど、朝練とかで試合にも出れずカスみたいな扱い受けてるときはほんと嫌だしつまらなかった。

そんな中ほぼ全員がBからスタートした今の四年目は、何も言わずひとりで勝手に努力して結果を出してカテゴリーを上げてった。同じ年目のやつらに負けるってやっぱ特別悔しかったから自分も頑張る力になった。

年目の多くがAに定着すれば、次はその中でどれだけ中心的な人物になれるかって目標も年々上がっていった。

こんな感じで着実に、段階を経て競いあえる関係性だから、最初は不安視されてたサッカー面の実力も年目として上げることが出来て、年目として存在感が増したと思う。

サッカー上手けりゃ全て正しいってわけではないけど、ある程度の実力がなきゃ言動に説得力が出ないよねって。

2つ目は寿真という主将をちゃんと信頼して年目としてバランスをとってまとまっていること。

前任のキャプテンはそりゃもう圧倒的な存在で、生まれながらの主将みたいな器の偉大な人だった。そんな人が一個上にいるのは入部した時から分かってたし、僕らの年目の主将はそんなすごい人の後を継がなきゃいけないことが最初から決まってた。

2年目が終わるくらいの時、年目の話し合いで寿真が自らキャプテンやるって宣言した。その時の彼は今見たいにトップチームの絶対的な人ではなかった。けどやるって言ってそこからめちゃくちゃ努力したんだと思う。

そして気づいたら彼は立派な主将になってた。

3年目になってからコロナで自粛もいっぱいあった。個人的には自分もかなり努力したと思う、けど寿真の努力には及んでなかったんだろうって今年の大臣杯の岩教戦で思った。

だから僕は彼を尊敬しているんですよね。これに関しては他の四年目も同じような考えなんじゃないでしょうか。

こういう背景があるから僕らは彼をより信頼し、うまくバランスとって年目としてまとまってこれたんだと思う。このスタイルは一個上とかからうまく吸収できたんじゃないかな。

なんかここまでいい感じで書いたけどまだまだ部活という集団・組織として改善していけることは沢山あるし僕らの年目が理想形なんてことはありえないけど、僕らの年目で良かった部分はあると思うから、来シーズンから良かったところは引き継いでダメだったところは直してこれからも頑張り続けてくれたらうれしいです。

まだ今シーズンやるべきことは残ってるし、最後まで結果にこだわって少しでもサッカーが上手くなれるよう頑張ります。

#7 大河内駿