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長澤まさみが光る!ガンジス河でバタフライ

2007.10.01 11:57

名古屋テレビ開局45周年記念に制作されたドラマ「ガンジス河でバタフライ」の試写会に行った。たかのてるこさんという方の同タイトルの原作があり、それを元にして宮藤官九郎が脚本を書いたドラマ。10/5(金)23:15〜、10/6(土)23:00〜の二夜連続でテレビ朝日で放送予定。

何の前知識も持たずに見始めたが、まず長澤まさみのテンションが高いというか、元気いっぱい天真爛漫なキャラクターを演じているので度肝を抜かれた。自分の中で抱いていた、長澤まさみ像は癒し系でおっとり、みたいだったのにすっかり覆された。好感度200%UP。喜怒哀楽が激しい分活き活きして可愛いし、そのキャラで宮藤官九郎の脚本を読むのだからマンガっぽくて面白い。他に、私の大好きな荒川良々や石橋連司、近頃個性的な演技で光る中谷美紀や竹下景子など豪華な出演陣が盛り立てる。その上、ドラマ全体が大量のインドのみなさんの怪しく濃厚な演技に包まれているから強烈だ。笑いどころ満載のドラマである。

今、見て来たばかりなので感想は尽きないが、放送前という事情からあまりネタバレになることを言えない。そのため、無難な感想しか言えないけれど、このドラマはとにかく長澤まさみが光っている!!

見どころは彼女の体当たりの演技。そして何より感心するのは、恐らくインドで撮影を重ねるうちに、演技じゃなく彼女自身が実際にたくましくなっていく様子が、彼女の表情自体に変化をもたらしていくところだ。これだけでも見る価値があると思った。プロデューサーの方も、彼女の頑張りとたくましさはスゴかったと、様々なエピソードを交えて語ってくださった。

ガンジス川で長澤まさみが本当に泳ぐシーンはちょっと胸が熱くなる。カッコいい。よくやり遂げたな、と舞台裏的な感想がどうしても出てしまうけど、それだけ、このドラマは実際の彼女の成長なくしては、このような仕上がりにはならなかっただろうと思った。段々と彼女自身の説得力が強くなってくるのだから。

彼女の若さもあるんだろうけど、自分を見つめる旅っていいな、観光じゃなく本当の意味で違う文化に触れ合う旅っていいな、人の成長ってすばらしいなって、見ていてとても清々しくて笑いの先に感動をもらえた。オンエアでももう一度また違った角度から見てみたいと思う。