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ブラッド・ダイアモンド

2007.05.07 13:11

予想を超えてディカプリオが良い、という評判もあって見てみた。「Catch me if you can!」以来ディカプリオを見ないうちに、随分と貫禄のある俳優に変わっていてビックリした。なんかもう、おっさんみたいだ。それだけの迫力と存在感、強さを感じた。

映画はダイアモンドの不正な取引をめぐる紛争と、その中で出会った密売人とジャーナリスト、紛争に巻き込まれる地元の漁師のやりとりを描いたもの。激しい紛争の中でのディカプリオとジャイモン・フンスー(地元漁師)の迫真の演技で、グッと映画に引き込まれた。ジェニファー・コネリーとの絡み方も、ありがちな軽薄なものではなく、とても良かったと思う。

映画と全く同じように、紛争の兵士として、ドラッグなどで支配された子どもたちが今現在、実際にたくさんいて、村を襲撃したり人を殺したりしているという。そんなひどい現実と対照的な富の象徴であるダイアモンド。地球上におこっている残酷なことはまだまだ知らないことばかりでたくさんある。非常に重くのしかかる話の内容も含め、思いのほか良い映画だった。最後まで夢中になって見れた。