五十周年記念行事
五十周年記念行事
三木高校九回生同窓会世話人一同 代表 宮崎 直
山遥かなる丹生に
春雪残る幾年を
若き心の糧として
学びの塔をうちたてる
ああ 三木高 われらが母校
古泉閣の広間に母校の校歌を響かせた有馬の夜から一か月、虫の音に深まりゆく秋を感じるこの頃でございます。その後、いかがお過ごしでしょうか。
二組の桜井博先生、三組の稲垣喜久雄先生を迎えて、六十三名の九回生が集い、懐かしい校歌で心を一つに結ぶことができました。
今はあえない広岡正義先生と二十八名の友の御霊
五十年 まばたき一つ 詩吟冴え に黙祷を捧げました。師を想い、友を想って、涙しながら吟詠を聞きました。
ときめきて 一夜揃えの 宿浴衣
美しく老いて 古希となり 小豆飯
三木なまり 出てあたたかし 玉すだれ
注ぎ注がれ 宴華やぐ 芸の空き
応援歌やカラオケの歌声に、私たちはまだまだ若いんだと、心強く感じる宴が続きました。有馬の湯につかり、現役で活動されている方々を見習い、健やかな心身を保ち続け、次世代の活動を支援する意欲がわきあがってくるのを感じました。
私たち以上にお元気で六甲山を歩き、先頭に立って駆け下りられた稲垣先生、地域の文化活動に貢献されている桜井先生をお手本にして、これからを生きたいと思います。
この同窓会が九回生をつなぐ輪となればと願い、世話人一同準備を進めてまいりました。一夜を共に過ごす同窓会は初めての企画でした。いたらない点が多々あったことと存じますが、ご容赦ください。
御出席くださった皆様の心配りが、あたたかい笑顔とともに心に残っています。朗々と詩吟を吟じてくださった井本様、見事な玉すだれの芸で座をもりあげてくださった室谷様、俳句を寄せてくださった吉村様、ありがとうございました。
多数のご出席をいただいたことが、私たちのこれからの励みとなります。
皆様のご健康とご多幸を祈りつつ