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人は感動するたびに健康になる

2018.11.02 13:24

Facebookごとう 孝二さん投稿記事 「人は感動するたびに健康になる 」

(世界有数の心臓外科医が明かす人体の摂理) 南 和友 著

感動が交感神経を成長させる 自律神経を制する者は人生を制する

健康を維持・増進し、自分の夢をかなえるために求められるのが、交感神経を鍛えること

過保護かつ、ぐうたらな生活は自律神経の働きを低下させる

健康で長生きし、長寿を楽しみ、人生を充実させようと思うなら、ぐうたらな生活を改め、

自律神経の働きをよくする生活に切り替える必要がある

交感神経を鍛える時のポイント

交感神経を鍛えるということを常に意識し、実践すること

鳥肌が立つような感動をすることがポイント

物事に感動するためには、繰り返し経験することが重要になる

交感神経を鍛えるための具体的な方法

絵画を見る 音楽を聞く 演劇などを鑑賞する 何かにチャレンジする

異性と親しくなる 孫の笑顔を見る ウォーキングをする ラジオ体操をする

大声を出して笑う

一生感動!!!!!!!!!!!


http://maemuki-blog.com/?p=8968 【【書評】『人は感動するたびに健康になる』(南和友)】より

南和友(みなみ・かずとも)先生は、循環器系がご専門の外科医です。「交感神経」を鍛えると、健康になる!年をとっても、体力、知力、気力、感情・情緒などがすぐれていて、見た目も若々しい人たち。南先生は、そのような人たちに確実な共通項が1点だけあると指摘します。その共通項とは、「自律神経の働きが強い」ということです。

さらに厳密にいうと、「交感神経の働きが強い」とのこと。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」からなっています。心身が活動するときは、交感神経が優位に働きます。

 一方、休息のときは、副交感神経が優位に働きます。

この両者のバランスがくずれると、自律神経失調症の状態を招き、心身にさまざまな病気を引き起こします。自律神経は、私たちの意思とは無関係に、体の機能をコントロールする神経です。意思とは無関係ですから、当然、意思の力に左右されないと解釈するのが一般的です。しかし、南先生は、自律神経のうち交感神経だけはある程度鍛えることができると指摘します。交感神経を鍛えると、それに応じて副交感神経の働きもよくなります。

 結果的に自律神経のバランスがよくなって、心身ともに健康な状態になります。

本書は、交感神経を鍛えることによって、若さと健康を保ち、充実した人生を送るための秘訣をまとめた一冊です。

鳥肌が立つほどの感動が心身の能力を高める

 交感神経を鍛えるということは、交感神経の閾値(「いきち」、ある反応を起こさせるのに必要な刺激の量のこと)を上げてあげることです。

 南先生はじめ心臓外科医は、10時間以上の手術を執刀することも珍しくはありません。

 その間は、尿意ももよおさず、便意に襲われることもありません。その理由は、交感神経が鍛えられているので、交感神経の緊張が持続できるからです。

 つまり、交感神経の閾値が高いということです。

 交感神経を鍛える方法として、「脳」から鍛える方法と「体」から鍛える方法の二つのアプローチがあります。

 脳からのアプローチで最も大切なのは、「感動すること」です。

 感動が交感神経を鍛えます。なぜなら、感動したとき、交感神経の働きが急速に高まるからです。そして、その後、もう一つの自律神経である副交感神経の働きが高まり、しみじみと感動が味わえ、心は満足感にあふれます。

 感動が大きいほど交感神経の働きは限界近くまで高められ、それに応じて、副交感神経の働きも高まります。そして、心身の能力が引き上げられます。

 年をとったら、別に感動なんかなくても、平穏でありさえすればいいという人がいます。確かに、おだやかな生活は、年をとった人にとって、何物にも代えがたいものかもしれません。

 しかし、感動がいっさいない平穏な生活は、どういう心境の変化をもたらすのでしょうか。それは、まったく張り合いのない生活に違いありません。人は感動するから、それを励みにして、今日を元気に生き、明日へ希望をつなぐことができるのではないでしょうか。

 仕事一筋に生きている場合、感動することは仕事の妨げになると考える人もいるようです。理由を聞くと、感動が尾を引くからだといいます。その感動をもたらした事柄から意識が離れず、仕事に集中できない。仕事に差し支えるからだといいますが、それは交感神経が鍛えられていないからです。

 交感神経を鍛えれば鍛えるほど、深く感動できるようになります。しかも、感動はしても、それがいつまでも心をかき乱すことはなくなります。したがって、日常生活に支障をきたすこともないのです。

 『人は感動するたびに健康になる』  第2章 より  南和友:著   マキノ出版:著

 冷めていると言われる人は、交感神経の働きも鈍っているのかもしれません。そういう人は、一般的に活動的ではなく、老け込んで見えるのは、偶然ではありません。年をとって涙もろくなるというのは、交感神経の働きが衰えて閾値が下がってしまったため。

 そのため、ちょっとした感情の振れで溢れ出てしまうのです。

「冷水浴」が交感神経の働きを高める

 体からのアプローチで交感神経を鍛える方法として、「冷水浴」があります。

 なぜ、「冷水浴」が交感神経の働きを高めるのでしょうか。

私たちの体は体温を一定に保とうとする自然な働きがあります。ホメオスタシス、すなわち、恒常性です。

 冷たい水を浴びると、交感神経が刺激されて、毛穴をギュッと閉じて、体の中の熱を外に逃さないようにします。体温を維持し、ホメオスタシスを保とうとするわけです。しかし、皮膚の温度が下がっているため、寒くてたまりません。慣れない人が、いきなり冷たい水を浴びると、こういう現象が起こります。

 ところが、訓練して慣れてくると、冷水浴が終わったあと、体は温かくなります。その理由は、交感神経が鍛えられるので、冷たい水を急に浴びても、交感神経が過剰に反応しないからです。つまり、交感神経のレベル、つまり、閾値(いきち)が上がっていくのです。

 そのため、毛穴があまり閉じなくなります。だから、多少長い時間、水を浴び続けても皮膚の温度は下がりません。しかも、交感神経が働くことにつられて、副交感神経が刺激され、その働きが高まってきます。

 こうして、交感神経・副交感神経ともに働くので、全身の血流が促進されます。だから、冷水浴を行ったあとは、体が温かく、爽快感を覚え、体がシャキッとするのです。

 『人は感動するたびに健康になる』  第3章 より  南和友:著   マキノ出版:刊

 冷水浴は、冷水のシャワーでも、冷たい水をかぶるのでもかまわない、とのこと。

 冷水浴を行うと、交感神経が刺激され、心身が活動モードに切り替わります。

 仕事を続けて脳が疲れたときに行うと、脳の血流量がふえ、頭の疲れが取れるため効果的です。

ストレスに強いか弱いかは交感神経の強さによる

 自律神経と体の関係を考えるとき、重要なのが「ストレス」です。

 ストレスの意味は、本来、外部からの刺激に対する反応のことです。

「ストレス=悪」というわけではなく、適度なストレスは健康にとっても必要なもの。

 ストレスの要因はさまざまあり、それをストレスと感じるかやその程度には、個人差があります。

 南先生は、ストレスに強いか弱いかということは、交感神経が強いか弱いかどうかで決まると述べています。

 ストレスの要因となる事柄は人によって違いますが、ストレスに強いか弱いかということは、つまりは交感神経が強いかどうかです。交感神経が鍛えられているかどうか、ともいえるでしょう。交感神経の強さは人によって違うのです。

 たとえば、熱いものにうっかりふれると、誰でも反射的に手を離すでしょう。熱いという感覚は脳が感じることです。すなわち、自律神経が感じます。自律神経のうちの交感神経が感じますが、手を離すのは反射神経の働きによります。

 この熱いものに耐えられるレベルは人によって違います。たとえば、熱湯をそそいだ急須や熱いお茶を入れた湯のみにさわっても平気な人もいれば、熱さに耐えかねて急須や湯のみを落としてしまう人もいます。その違いは、熱さに対する交感神経が強いか弱いかにあります。

(中略)

 ジョギングでいえば、10キロをらくに走れる人もいれば、1キロでダウンする人もいます。その違いは交感神経の強さにあります。心臓や肺といった呼吸機能の強さに違いがあるわけですが、それを決めているのは交感神経なのです。

 また、筋力や持続力がじゅうぶんに機能を発揮できるかどうかも、交感神経の強さが関係しています。

 『人は感動するたびに健康になる』  第4章 より  南和友:著   マキノ出版:刊

 ストレスの原因には事欠かない現代社会。

 ストレスに対する耐性は、文字通り、「死活問題」となります。

 普段から交感神経を鍛えようという心掛けが肝心ですね。

太りにくくなるばかりか肌のツヤもよくなる

 交感神経を鍛えられていないと、ダイエットなどの効果も上がりません。

 脳が体の情報を正確にキャッチできないので、体の生理的機能や代謝がスムーズに行われないためです。

 一方、交感神経を鍛えていると、生理や代謝は正常に保たれ、血液循環が良好になります。脂肪細胞は、血液循環が悪いからふえます。血液が順調に供給されると、脂肪細胞が消費され、体を動かすエネルギーとなります。交感神経が鍛えられている人は、そもそも体がこういう状態にあるので、太りにくく、ダイエットも効果が現れやすいのです。

 ダイエットを成功させようと思ったら、まず交感神経の鍛錬から始めましょう。遠回りのように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。交感神経が鍛えられたら、太りにくい体質にきっと変わるでしょう。

 『人は感動するたびに健康になる』  第6章 より  南和友:著   マキノ出版:刊

 交感神経を鍛えている人は、皮膚の末梢血管や筋肉の血管の血液循環がいいです。

 血液循環がよいと、体内で不要になった老廃物の回収も促進されます。

 そのため、見た目にも肌のツヤがよく、しかも張っていて美しくなります。

 いいことずくめですね。

☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 本書を読むと、自律神経の働き、特に交感神経の働きの大切さを痛感します。

 健康的で幸せな人生を送れるかを決めるのは交感神経の鍛え方次第。

 そう考えても過言ではありません。

 自律神経自体は、自分の意志でコントロールできません。

 しかし、交感神経を鍛えてその働きを高めることは、十分に可能です。

 感動すると、自律神経が鍛えられます。

 交感神経が鍛えられれば、より深く大きな感動を味わえるということでもあります。

 交感神経を鍛えて、健康かつエネルギッシュで感動に満ちた人生を歩みたいですね。


https://dfilm.jp/minami_kazutomo/ 【南和友】より

心臓血管外科医

1974年、京都府立医科大学を卒業。その後ドイツに赴き、30年間にわたって心臓血管外科医として活躍。2004年にはボッフム大学で日本人初の永代教授に任命される。帰国後、2005年から2010年にかけて日本大学医学部で心臓血管外科教授として勤務。2010年、医療法人北関東循環器病院の病院長に就任。今までに心臓・血管・肺手術を約20,000件執刀。数多くの特別講演、テレビ、ラジオに出演。「日本の医療危機の真実」「解病」「病気にならない歩き方」「蘇活力」「人は感動するたびに健康になる」などの著書を出版。

南和友 Doctors Word 技術を磨き続ける覚悟が生涯現役を掲げる

私が8歳のころ、それまで元気にしていた5歳の妹が心臓停止で突然死んでしまいました。幼いながらに、「人はこんな簡単に居なくなるのか」と感じたのを覚えています。母は鍼灸医をしており、腰痛、肩こり、頭痛などを患ったたくさんの人が治療を受けに母の元に来ていました。父は会社勤めをしていて欧米の会社とのビジネスが多かったため、実家にも外国人が時々来ていたため、若いころから英語を話す環境に恵まれていました。高校3年生までは所属していた体操部でインターハイに出場するほどスポーツに熱中していましたが、その夏ごろから医学部に行く決心をし、受験勉強を開始しました。2浪した結果京都府立医科大学に入学しましたが、3年目には学園紛争がきっかけで大学封鎖となりました。その封鎖期間を利用して、私はヨーロッパに渡りました。

ドイツに残るか日本に帰るかの究極の選択

大学を一年休学し、主にドイツで過ごして帰国しました。医学部を卒業した後は、なんとなく心臓外科医になりたいと思って大学病院の外科教室に入りました。入局したものの、学生時代にドイツで見学した病院の1/10ほどの症例しかなく、一体いつになれば一人前になれるのかと考えるようになりました。症例数の多い海外の施設で研修をしたいと思っている時に、たまたまドイツへ国費留学できる可能性があることを知って受験しました。幸い、ある程度ドイツ語を話せたので無事に通過できました。その数か月後、29歳の時にドイツに渡りました。一年間の留学は足早に過ぎ、帰国が迫っていました。ドイツに残れば様々な経験ができるけれど、日本に帰らないと大学の意向に背いたとして医局を破門されてしまうことも予想できました。しかし、心臓外科医として少しでも早く一人前になりたいという一心で、ドイツ滞在を決断しました。

人生は遠回りしてもいい

我が国では、心臓外科医を目指す若者が少なくなっています。それは、日本は欧米に比べて心臓外科の病院が圧倒的に多く、一つ一つの施設に集まる患者数が少ないため充実した研修を受けることができないという現実が原因の一つです。若手の医師が経験できる手術数は、欧米に比べて圧倒的に少なくなってしまいます。日本で施設の集約化が難しい大きな要因として、大学病院が関連病院をたくさん抱えており、そこに医局から医者を送るという形がいまだに続いていることが挙げられます。大学の医局に制限されて長い年月の間関連病院に派遣され、希望する施設での研修を受けることができないため、一人前になる前に諦めてしまう人も少なからずいます。私は今後、日本で心臓外科医を目指す若者たちが充実した研修を受けることができるシステムを作るための力になりたいと考えています。

人生は全て思い通りにいくものではありません。目標に向かって真っ直ぐ進み続けることができる人生は少ないと思います。若いときに自分の思い通りにいかなくて遠回りすることがあったとしても、そのときに経験した様々なことが後になって役立つことも多いです。私は、大学入学前も医学生になっても、たくさん遠回りをしました。当時は同年齢の人たちより遅れてしまっていると感じなかったと言えば嘘になりますが、10数年後気づいたときにはとっくに彼らを追い越していました。67歳という年齢になった今でもなお私が現役の心臓外科医として執刀できるのは、今考えると、若いときに様々な経験をしたことが役に立っているのだと思います。私が若い人たちに望むのは、自分の置かれた環境に満足せずにできる限りの経験をし、その経験を放置せずに何かに生かす力を養うことです。知らない国を旅して様々な異文化に触れることによって、感性が磨かれます。