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三芳菊酒造、東京新出計画。

2006.12.07 14:32

四国・阿波池田で酒蔵を営む、友人の実家「三芳菊酒造」が東京で試飲会のイベントを開くというので足を運んでみた。

「三芳菊酒造」は明治22年から創業している日本酒の酒蔵で、現在は5代目の馬宮亮一郎さんという、友人のお兄さんが中心となって守っている。一度、徳島へ旅行した時、蔵を見学させてもらったが、歴史を重ねた古い蔵の中でお酒を守りながらも、Macを使って自らお酒のラベルをデザインしたり、新しいお酒の研究にチャレンジし続ける姿に感動したものだ。ホームページの中では、蔵を守る新米杜氏さんの様子をライブカメラで覗けたり、酒造りの日記が読めたり、とても面白い。-->四国・阿波池田「三芳菊酒造」

さて、試飲会は樽酒からスタート。お客さんの中から外人さんが選ばれて、勢い良く樽酒をたたき割る。なんだか、やたらオメデタイ感じがする!(Photo:5代目馬宮亮一郎さんと、樽を割った外人さん)

そのあと、色々試飲させてもらったが、個人的には、ここのお酒はどれも独特の芳醇な「香り」があり、しっかりとした日本酒の味がするのが特徴だと思う。料理と一緒に飲むというより、お酒を 味わう、という印象。東京ではまだ「三芳菊酒造」のお酒が飲めるところは新大久保に一軒だけ、ということらしいので、今度行ってみようと思う。

最後には“とっておき”という大吟醸生原酒をいただいた。

これがビックリ!見た目も味も“白ワイン”みたい!まるで葡萄から作ったように、フルーティーな香りと味がする。日本酒ということを忘れる味。聞いてみると、確かに「白ワインのような日本酒」を意識した商品だそう。

日本酒にも、フルーツ酸(リンゴ酸など)が入っているそうで(果物入ってないのに不思議!)このお酒は一般的な日本酒の15倍もそのフルーツ酸が強いらしく、それだけ香り高く、美味しい酸味が出ているとのこと。ただし、なかなか大量には作れないので、値段が張るらしい。でも、あんまり美味しかったので予約して購入計画たてたいな。(Photo:真ん中のボトルが白いワインのようなお酒)

東京での来年の発売が今現在決まっているのは、この「織絵」という純米吟醸。お土産でいただいたが、可愛いのでしばらく眺めてから味見しようかな。この可愛いラベルデザインについてはまた改めてお話するということで。

(Photo:「織絵」は5代目間宮さんのお嬢さんのお名前)