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会社をやめた生活

2006.08.06 15:27

2月いっぱいで会社を辞めた。

辞めてから2ヶ月は糸が切れたタコのように旅行や遊びで飛び回った。

ひと通り遊んだら今度は、長年の疲れと身体の膿みが出たのか、

寝たり起きたりの病んだ生活が2ヶ月続いた。

寝込んでいるうちにますます身体が弱ってきたので、

無理矢理ジムに通って歩いたり筋トレを始めて1ヶ月。

ようやく身体が健康を思い出したように、

普通の生活ができるようになってきた。

気づけばもう8月。

元気になるまでずいぶん長くかかったもんだ。

そこからようやく人間らしい「生活」がはじまった。

長いこと家でこんなに長時間過ごす日々が続くって、

子どもの頃の夏休み以来なんじゃないかな。

今になって初めて「やるべきこと」の全体量が見えてきた。

例えば家事。

これまでは、家事よりも優先したいことがあるから後回しになって

汚れたりたまったり遅れたりして…いい加減困るとやる、

という程度で精一杯だった。

でも、こうして毎日家にいると日々コマメにやらないと

家事って追いつかないんだということがよくわかる。

掃除、洗濯、お金の管理、料理、自分の身体の手入れ、

休む、お風呂、寝る、食べる。

映画やテレビを見る、読書する、

メールやネットをする、友だちと会う。

やることいっぱい。

毎日家にいたってきちんと生活しようと思うと

やることも気持ちも追いつかない。

でも、みんな平等に24時間しかない。

普通はこれに勤務時間で拘束される時間が差し引かれる。

子どもがいる人はこれに育児が入ってくる。

時間て上手く使わないと本当に足りないや。

仕事を始めてから10年、日々に追われて

これまで何もやってこなかったんじゃないかって気さえする。

それが生活ってもんなんだろうけど。

たまたまSOHOという形をとっているために、

たまたまこういう時間を持てているけど、

いつまでこういう時間を噛み締められるかわからない。

貴重な時間だと思うので大事にしようと思う。