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セントジョーンズワート

2021.09.29 23:10

和名は西洋弟切草。別名「サンシャインハーブ」といわれ、落ち込みや暗い感情をほぐす抗うつ効果の高いハーブです。

イライラや不安を緩和し精神を安定させ、不眠を改善する効果も期待できます。


また、筋肉を弛緩させ生理痛を和らげる効果もあります。

外用では消炎効果もあり、神経痛や炎症に湿布として使用するのもおすすめです。


セントジョーンズワートはその薬効の強さから、医薬品と併用するとその作用が弱まる可能性があります。

インジナビル(抗HIV剤)、ジコキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、テオフィリン(気管支拡張剤)、ワルファリン(血液凝固阻止薬)、ピル(経口避妊薬)を使用の方は服用をお控えください。


向精神薬の中にも、セントジョーンズワートの併用不可のものがありますので、必ず医師・薬剤師に相談をお願いいたします。


また、紫外線を浴びると光感作が生じる恐れがあります。紫外線の増える夏の時期には控えることをおすすめします。


妊娠中の方や小さい子供、放射線治療中の方の服用も注意が必要です。



おすすめのブレンド

セントジョーンズワートは、鬱々とした気持ちを和らげ華やかな気持ちにしてくれるハーブです。

抑うつ効果のハーブとの組み合わせがおすすめです。


パッションフラワー

高い鎮静効果のパッションフラワーとのブレンドは、神経をリラックスさせるほか、眠りを促し良質な睡眠に繋げる効果が期待できます。

不安感や自律神経の乱れを感じている方には大変おすすめです。


さらにジャーマンカモミールをプラスすると、より高い鎮静効果と、その後気持ちが晴れやかになるのを実感できます。


レモンバーム

月経前症候群(PMS)や更年期障害を感じる方におすすめ。

女性ホルモンの揺らぎによるイライラや不安感、無気力を解消し、明るい気持ちになれるブレンドです。


さらにラズベリーリーフをプラスすると、月経前症候群の症状緩和に加え、子宮周りの筋肉を弛緩させ生理痛を和らげる効果も期待できます。


ブラックコホシュ

ブラックコホシュは女性ホルモンに似たフィトエストロゲンを含み、生理痛や月経前症候群、更年期障害など女性特有の症状に用いられています。

特にイライラや不安感などの精神的な症状には、セントジョーンズワートとの併用によって効果が増幅する研究結果もあります。

神経痛にも効果が期待できます。


学名:Hypericum perforatum

科名:オトギリソウ科

有効成分:ジアンスロン類(ヒペリシン、ソイドヒペリシン)、フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド)、ハイパーフォリン、タンニン、精油

作用:抗うつ、消炎、鎮痛

適応:神経疲労、軽度~中等度の抑うつ、季節性感情障害、月経前症候群(PMS)、創傷、やけど、腰痛、神経痛、筋肉痛

使用部位:開花時の地上部