ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『将軍さまのゾウ』第3話
2017.04.27 00:24
ゴールデンウイークを前に、何かと慌ただしい、中村栄子事務所です。
4月27日、木曜です。
夕方5時15分からは、MBC(南日本放送)ラジオの『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』をお聞きください。
『将軍さまのゾウ』第3話をお届けします。
先週のお話し…
享保13年、8代将軍徳川吉宗の時代のお話です。
鎖国中の日本で、唯一、外国と交易ができた長崎に、安南、今のベトナムから、将軍様に献上するゾウが到着しました。
長崎の役人は、この大きな動物を、陸あげし、将軍さまのいる江戸までお届けしなければなりません。
困った長崎の役人は、荷揚げの親分衆や、船頭を集めて、意見を聞きました。
誰もいい考えが浮かばない中、一番若い、徳三(とくぞう)が、長い橋をかければ良いのではと提案します。
親方衆は、ゾウを買うよりお金がかかると笑いましたが、結局、他に名案もなく、この徳三の案が採用されたのでした。
ちゃんサネ(ナレーション)、若松秀一、大山記美恵、大田博嗣、宮内悠、宇都駿将、くぶきゆうた、たてやまみか、そして、とめ貴志の出演でお送りします。
脚本・演出:竪山博之
協力:中村栄子事務所
写真は収録の合間に撮った、南日本放送のロビー。