概算見積と違っていた -Remote Compass-
先日、リフォームコンパスのリモート相談サービス「リモートコンパス」にご相談のお申込みがありました。
ご予約いただいた日時にZoomにて接続をし、N様からのご相談を承ります。
N様はRC(鉄筋コンクリート)造のご実家について、お母様がご高齢ということもあり、
居住空間を小さくしつつ、一部を賃貸として利用するためのリフォームを検討されていらっしゃるというお話でした。
詳しく伺ってみると、既に大手の会社1社にはご相談をされていらっしゃったのですが、
当初概算で3500~3600万円程度ではないか、というお話だったものの、
実際の見積りは4700万円になってしまっていたことから、ご不安を感じられてのご相談だったということがわかりました。
一般的にこれほど概算金額とずれるというのは、どうしてもご不安を感じられるところかと思います。
ただ、N様のご計画は規模が非常に大きなものになることや、
一部を賃貸のお部屋に転用させるという特殊なものでもあったため、
リフォーム会社、また担当者のレベルにおいては、そうそう経験している工事ボリュームではありません。
今回、少し特殊な工事内容であったという意味では、
そもそも概算で聞いてみるということは、あまり意味が無いのかもしれませんね。
また、N様のご計画においては、個人の住宅だったところを、一部賃貸の物件に変更することになりますので、
場合によっては「用途変更」という行政への届け出を必要とする工事になる可能性があることや
構造上の問題などもいろいろと懸念されるところがありましたので、
そういう意味では、リフォーム会社にはかなりの技術力や提案力が問われることになります。
そこで、N様にはあらためて会社選定をした上で報告書をお送りするお約束をして、
その日のリモート相談を終えました。
残念ながらN様のお母様から、すでに複数の会社に相談をしている中で、
これ以上の選択肢を増やすのは難しいというお話があった様で、
結果的に今回はご紹介には至りませんでしたが、
ぜひじっくりと各社にお話を聞いていただきながら、良い方向で進めていただけたらと思います。
N様、リモートでのご相談、ありがとうございました。
Kousuke Kitamura