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不動産賃貸管理のRIEGLE

【修理業者へ工事を発注するとき】

2021.11.04 02:00

 修理業者に発注するときは、次に貸すためにはどのような工事が必要なのかをよく見極めて発注します。


 このときには、「必要かつ最小限の工事」ということを念頭に置かなければいけません。


 ケチりすぎて不十分な修理は不適当です。


 結果として貸し室について商品としての品位を獲得できず、長期間の空室にもつながりかねません。


 再度、大規模な修理をする事態にもなりかねず、空室損と工事費の二重払いといった悪い結果をもたらします。


 反対に不必要に過大な修理も避けなければいけません。


 修理業者はたくさん修理をしたほうが儲かるわけですから、時々目いっぱいの修理内容で見積もりを出してくることがあります。


 これではもったいないですし、たくさんゴミを出して地球環境にも優しくありません。


 再商品化のためにどうしても必要な工事は、貸主に提案をしてやるようにしますが、あまり汚れてもいないクロス張替えの見積もりが出てきたら、活かせるクロスは張り替えずにそのまま残すように、よく修理業者と打ち合わせをします。


 僕の経験で、13年住んだ部屋のカーペット張替えを、「まだきれいだからもったいない」と拒んだ貸主がいました。


 結果3、4月の入居シーズンで決まらず、半年以上も空いてしまった例があります。


 また、ある貸主の知り合いの修理業者は、僕が査定をすれば張り替えをしないであろうきれいなクロスを、ことごとく張り替えて「借主に請求してほしい」と言ってきた例がありました。