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コケの栄養のとりかた

2018.11.04 02:36

http://www.mossplan.co.jp/moss/tool/hiryou.htm 【肥料についてコケの栄養のとりかた】より

苔植物に肥料は必要ありません。植物ですから肥料が必要と思われますが、用土から水分や栄養を吸収するような根を持たない苔植物には、少量の肥料でも影響が大きく、時に枯れてしまうこともあります。

肥料を与えた失敗例

お庭にスギゴケを植えられた方から、「夏の陽射しで元気がないのだが、どんな肥料をやればよいのか」と尋ねられ、「与えなくても大丈夫ですよ」と返事をしました。少しぐらい与えても大丈夫なのだろうと思われたようで、薄く少量の油かすを撒いたそうです。夕方には夕立があり、撒いた油粕が流れ溜まった場所ができ、翌日にはそのまわりのコケが赤褐色になったそうです。赤くなったコケもやがて回復はしましたが、少量でも与える必要のない良い例かと思います。

どうして肥料を必要としないのか

コケは同じ隠花植物であるシダと比べてもつくりがとても簡単にできています。普通の植物が養分の多くを吸収する根をコケは持っていません。仮根と呼ばれる細長い細胞からできたものはありますが、これは体を支える程度の役目しかありません。コケはたくさんの葉緑体で朝夕のわずかな光や空中の湿度、炭酸ガスで養分をつくって(光合成)育ちますが、この仮根からはほとんど水分も栄養も吸収せずに*1育つことができます。このため少量の油粕でさえも、腐ったり蒸れたりすることで受ける害のほうが大きく、コケのための肥料は利がないといえます。

肥料のかわりの栄養剤

肥料に含まれるチッソ、リンサン、カリ、マグネシウムなどを吸収はできないものの、微量でも徐々に長期間溶出するミネラル(リン、カルシウム、マグネシウムなど)はコケの生育に良いと言われ、葉の色が良くなるようです。少なくとも肥料を与えたときの根腐れのような害はないので、試してみてはいかがでしょうか。灰分が多いものにはミネラルも多く含有するようで、炭がこれに当たります。またオーキッドベースもミネラルの含有が多く、アサヒビールからのご紹介がありました。

 ただし粗悪な炭には植物の生育を阻害する炭化水素類の残留があります。備長炭は灰分(ミネラル)が多く揮発分がとても少ない炭で、植物の根腐れ防止、発根を促進し、コケの生育*2にも期待ができる良い炭です。

備長炭・オーキッドベース

いろいろな炭に含まれる灰分と揮発分を比較すると

市販燃料炭は揮発分がきわめて多く適しません。もっとも少ないのが備長炭です。オーキッド・ベースはアサヒビールが販売している培地資材で、ビール大麦の殻を高温で焼成したもので、備長炭と同等の木炭硬度20以上で含有ミネラルがきわめて豊富です。(アサヒビール資料より)。

コケ園芸でのミネラルを含んだ培地資材*3としてはオーキッドベースと備長炭をお勧め致します。

*1スギゴケは茎に比較的発達した管があるようで、刈り取ったコケを束ねて水に浸しておくと一日ぐらいで水を吸い上げ葉を開くようになります。水に浸すことで生花の下草や装飾に利用することもできます。

*2圃場で試したところ、コケの生長に劇的な効果は見られませんでした。しかしこれは圃場でのコケの生育環境が良好であるため、いずれも良く育ち比較できるだけの違いが分からなかったためです。植物の活性によいといわれるものでは木酢液、、竹酢液、HB101、オーキッドベースなどがあり、いずれも圃場で試してみたところ、肥料のような生育障害はまったくありませんでした。生育良好なコケには不要かもしれませんが、生育不良のコケには効果が期待できます。

*3炭は培地資材、土壌改良材として使用されます。コケにとっては培地資材や用土と言うよりも肥料的な効果を期待しての使用となります。苔玉に混合するには、つぶ備長炭や中粒のオーキッドベースが使いやすいでしょう。またどちらも真密度が大きく(重く水に沈む)ので、苔玉の下の飾砂として使用しても生育に効果が期待できます。


https://note.com/seto_lab/n/na8c4286c495c 【盆栽の苔を枯らさない新しい施肥方法

スキ】より

盆栽に貼られている綺麗な苔は盆栽に肥料を与えると枯れてしまいます。しかし盆栽には肥料が必要です。SETo研究所ではこの矛盾する問題を解決したいと考えています。

なぜ盆栽には肥料が必要?

盆栽で使う土には栄養分が入っていません。ですので盆栽が葉や茎をのばして成長するため、あるいは花や果実を育てるためには養分となる肥料が必要です。

盆栽への肥料の与え方

置き肥と液肥の二通りの方法があります。

置き肥はプラスチック製の肥料コンテナを鉢の上において固形肥料を中にいれたり、土の上に固形肥料を直接置き、その上から水をかけることで養分が溶けて水とともに鉢の中の土へ吸収されていきます。

液肥の場合は適切に希釈した液体肥料をジョウロで鉢の上にかける、あるいは鉢ごと液体肥料の中に付け込んで行います。

盆栽への施肥で起きる問題

苔に肥料がかかることで苔は痛んでしまい,、高い確率で枯れてしまいます。

置き肥でも液肥でもこの問題は発生します。

苔を盆栽の鑑賞時期だけの飾りとして消耗品のように扱う慣習もありますが

苔も同じ生命なので鉢のなかで共存できる道を考えてみたいと思います。

苔が枯れる理由

苔には他の植物のような根はありません。

苔の根は仮根(カコン)と呼ばれるもので主な役割は苔同士を結び付けて群落をつくり地面につなぎとめる事です。

仮根には吸収した水分や養分を葉や茎に送る機能はないため、吸収した養分を仮根の細胞の中で処理しなければいけないため樹木や草花に与える肥料の分量だと容易に養分過多となってしまいます。

苔を枯らさずに肥料を与える方法

方法は実に単純で苔の下に液体肥料を直接送り込めばよいのです。

アクリルパイプで作った浸透桝を鉢の中に埋め込み

そのパイプを通して鉢の土に有機肥料で作った液体肥料を流しこみます。

置き肥の数と同じ数を埋め込むことで置き肥と同等の効果が期待できます。

(略)

https://study-z.net/100083084/4 【3分でわかる胞子植物!シダとコケの違いは?登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説】より

まず、コケ植物には「葉・茎・根のはっきりとした区別がありません」。葉や茎、根のように見えるものがないわけではないのですが、種子植物のからだにみられる葉・茎・根とはかなり違うつくりをしているので、同じものと考えてはいけないです。

さらに、コケ植物には維管束もありません。これは、さきほどシダ植物のところで出てきたとおりです。

面白いのは、コケ植物にはオスとメス…「雄株(おかぶ)」と「雌株(めかぶ)」の区別があること。イラストでも描き分けられているので注意しましょう。動画の最後に、ゼニゴケやスギゴケの雄株・雌株が紹介されていますので、しっかり見てくださいね。

シダ植物との共通点は「胞子で増える」ことです。

仮根とは?

コケ植物は、「仮根(かこん)」という、根のようになっている部分で木や岩にからだを固定します。種子植物の根には、土から水を吸収するはたらきがありますが、コケ植物では、仮根だけでなく「からだの表面全体」で水を吸収するんです。

代表的なコケ植物は?

コケ植物のなかまで代表的なものには「ゼニゴケ」や「スギゴケ」があります。とある男さんは「この2つ以外はほとんど出てこない」といっていますから、確実に覚えたいですね。

コケ植物が生えている場所は、暗くじめじめしたようなところが多いです。サイズは、あまり大きくならないものがほとんど。ルーペなどを上手に使って観察してみましょう。

いろいろな植物のつくり・はたらき・名前を覚えるには?

中学理科の生物分野では、いろいろな植物のグループや種類を覚えなくてはいけません。「いっぱい覚えるのが苦手…」という人もきっといますよね。

そんな人におすすめしたい勉強法は、「実際に本物を観察してみること」!本や画面で見ただけで終わらせず、実物を観察してそれぞれのパーツの名前や特徴を観察すると、よく覚えられるんです。

さっそくシダ植物やコケ植物を探しに行ってみませんか?学校の先生に生えている場所を教えてもらうのもいいですね!