長野県小布施町にある栗菓子の【小布施堂】さんに直撃インタビュー実現!
長野県小布施町にある小布施堂さんに大人気商品『栗の点心 朱雀』と、
「チケットペイ」を活用した来店予約システム「チケットペイリザーブ」の使用前後の変化について教えていただきました!
・小布施堂さんは日本中にファンがいらっしゃる和菓子店でございますが、その歴史とどのような商品を提供されているのか教えてください。
もともとは酒造業が母体で、江戸中期(宝暦5年)から営んでおりまして、明治になって栗菓子事業をはじめ、大正に法人化しました。現在では事業規模としても栗菓子事業のほうが大きくなりました。
通年で代表的なものは、栗あんに栗の実を合わせた代表銘菓の『栗鹿ノ子』や、栗あんと寒天で作った『栗羊羹』があります。数年前から「くりあんケーキ」や、「栗かのこタルト」などの焼き菓子なども販売開始しました。近年ではモンブランが人気商品になりました。
・中でも毎年秋に提供されております『栗の点心 朱雀』はとても人気ですね。
改めてどのような商品でどのようなこだわりがあるのか教えてください。
※本宅2階(桝一客殿宿泊者様用)
当社は栗菓子を年間通して販売しています。栗は非常に傷みやすいものなので、9月中旬から10月中旬の栗の収穫時期に一次加工をして栗あんにします。途中過程で栗を蒸す工程があります。その蒸した栗に、栗あんを合わせたものが『栗の点心 朱雀』です。
敷地内に工場があるので、蒸したての栗をすぐ栗あんにのせて持ってくることができるので、新鮮なものをすぐお客様にご提供できるというのがこだわりです。
『モンブラン朱雀』は『栗の点心 朱雀』から派生した商品で、大きな違いは、上にある栗に砂糖を加えてるか加えてないかの違いがあります。
『栗の点心 朱雀』は砂糖を全く加えていない旬の味になりますので、毎日違う味になります。
極端な話、栗の産地や栗の状況でも違っていたりもしますので午前・午後でも違います(笑)。
その年の旬の栗の味を提供しています。
一方、『モンブラン朱雀』は「栗の点心 朱雀」をモンブランにアレンジしたお菓子で通年、当社のえんとつで提供しています。
なので同じ括りでなく、別々のものとしてお楽しみいただければと思います。
もともと『栗の点心 朱雀』は栗の状態が良い時に裏メニュー的に出していたものなんです。
それがテレビに映ったら物凄い人気が出てしまって(笑)。
こんなに人気が出るなんて社長も想像してなかったと思います。
・コロナ前は、早朝から並ぶ方が多数いらっしゃり、並んでも食べれないことがあるということもお伺いしたことがあります。コロナ以前はどのような状況(販売方法など)だったのでしょうか?
以前は予約制では無かったので、本店の入口からずらっと並んでいただいており、
すごい時は隣接の共同駐車場をはみ出して信号曲がって・・みたいな感じで早朝から600人ぐらい並んでいただいてました。
お越しになる方のお時間が加速してしまい、夜中から寝袋で待機される方がいらっしゃったりと、お客様の体力的なご負担も大きかったのではと思います。
傍観していてはいけないなという葛藤もあったのですが、反面、行列も顧客体験として喜ばれている方もいらっしゃいました。
並んでいただいた方にはできるだけ食べていただけるようにしておりましたが、場合によっては食べられない方もいらっしゃいました。
朝8時半から受け付けを開始し、人数把握と前払いでお金をいただいて、整理券を渡し、また戻ってきてもらう方法をとっていました。なので受付作業だけで1時間以上かかってました。スタッフも早朝から待機し、30~40日間毎日行ってました。
早朝から丸一日小布施で過ごしていただくというのは、いい影響もあったはずですが、お客様にとっては時間の使い方に苦労されていたと思いますし、中には有効的に使えなかったという方もいらっしゃったかと思います。
・コロナ禍になり、密対策が求められるようになりました。そのタイミングで弊社にお問い合わせいただき、『チケットペイリザーブ』をご利用いただくことになりました。
以前と比べて導入後はどのような変化がございましたでしょうか?
会社の方針で、まず行列を作ってはいけないということと、1席1食で提供したいということでした。
他社の予約システムだと1テーブルでの販売しか出来なかったんです。またコロナの状況で何が起こるかわからないので、なるべく来ていただくお客様を特定したいというのもありました。
そんな中でチケットシステムが最適ではないかという結論からお問合せいたしました。
今まで並ぶのが難しいというお客様にご来店いただくことが多くなり、客層ががらっと変わった印象があります。県外の方がほとんどで、九州からお越しいただくなど遠方の方も多いです。
昨年初めてチケットペイで実施し、「来年も予約システムを採用してくれ」というお声をいただきました。なので我々もなるべく早く情報を出し、多くのお客様に届くように積極的に店舗、HP、SNSで告知しました。
高齢の方には「電話で予約できないか?」という問合せもありますが、予約の取り方をお電話で説明して、頑張って予約していただいて当日満足していただいた時には嬉しかったですね。
並びの列としては、格段に減り、入場前に正門の前に待機いただくのですが、予約した方だけなので案内もスムーズになりました。
場内も一方通行で次の方と交わらないようにしていますし、感染があってもこちらからご連絡取れるような体制になってます。
チケットペイ導入前は行列整理のスタッフも朝6時半ぐらいから来てもらってました。列を整理しないと曲がり角とか切れ目からぐちゃぐちゃになってしまうこともあったので、その作業がなくなったのはとてもありがたいですね。
あと何時にどれくらいくるか分かりますし、作る側も作る数が事前に分かり見通しが立つので、焦りも無くなったんじゃないでしょうか。
また今までは空いた席から順に案内していたのですが、導入後は席番がわかっているので、案内もスムーズになりました。
これは想定してなかったんですが、「チケット半券が残るので記念になっているのがいい」というお声もいただきました。
多くのお客様が時間を有効的に使えるというお声もいただき大変ありがたいです。今後は当日券なども検討していきたいと思います。
・また来年も売り切れ必須ですので、皆様お見逃しの無いよう随時情報をチェックください!
最後に今後のおススメラインナップございましたら教えてください。
これからのお正月・お歳暮ギフトで、『栗鹿ノ子』や『おせち鹿ノ子』は贈り物にぜひ使っていただけたらと思います。
また新宿伊勢丹さんや、阪急うめだ本店さんでは『朱雀モンブラン』を3月末まで販売中です。
ここ3、4年ぐらいから始めたのですが、朱雀期間が終わった後も『朱雀モンブラン』をご自宅で楽しんでいただけたらと思います。
★小布施堂さんにその魅力と「チケットペイリザーブ」についても語っていただきました!
町の雰囲気がとても趣があり、店舗というより“立派なお屋敷で食べる”という印象で、とても素晴らしい食体験でした。
来年の『栗の点心 朱雀』の提供を今から楽しみにお待ちいただければと思います!
ありがとうございました。
【小布施 概要】
小布施堂本店
〒381-0293 長野県小布施町808
電話 026-247-2027
営業時間 9:00〜17:00 年中無休
長野電鉄でお越しの場合
JR長野駅から長野電鉄線に乗車し、約40分。
小布施駅で下車、徒歩10分。
高速道路でお越しの場合
上信越道 須坂長野東ICから15分。
信州中野ICから7分。
小布施スマートインターから5分。
URL : https://obusedo.com/
『おせち鹿ノ子』販売URL
https://shop.obusedo.com/shopbrand/osechi