【親御さんがピアノをやっていると有利なの？】

これまでも保護者さまから

「ピアノをやっている親御さんの方が

やはり有利、上達が子供は早いのでしょうか？」

と質問を幾度も受ける。

私の場合、両親ともにクラシック音楽には疎かった。

身内にその道の人はいたんだけど、、

かといってアドヴァイスを然程受けた事もなく

両親は手探りだったと思う。

私の音楽歴はかなり紆余曲折なので

あまり皆様の参考にはならないし

同じような経験はしてほしくないと思い

私のレッスン生にはレッスンをさせていただいている。

もちろん、親御さんが音楽家だと

有利な点はある。

どのように導くのか、練習すればよいのかなど。

しかし、自分（音楽家の親御さん）以外の人に預けたら

その先生の指導に委ねる。

これはとても肝心な事。

あちこちで手を出すと子供は迷うからだ。

先生と親御さんの音楽的センス、考え方が

似通っていても先生の考えを優先しないと

レッスンは成り立たない。

もし、自分の考えを優先したいならば

親御さんがレッスンされた方がよい。

なぜ、他人に預ける人が多いかというと

親子間では感情的になりなかなか難しいから。

親御さんが詳しければ詳しくて

課題はあり

親御さんが然程詳しくなければ

それに応じた課題がある。

我が両親は、詳しくなかった分

右往左往したところはあったけど

自分たちが信頼した先生の助言には

感謝してアドヴァイスを受け入れ実行してくれた。

この点は、歳を重ねるにつれ

感謝しかない。

あまり期待もされていない分？？

マイペースに私はできたのかもしれない。

レッスンでは必要に応じて

私の失敗談、経験もお話しする。

なぜ、こういう考えでレッスンを進めていくのか

アドヴァイスするのか等々。。。

１０代半ばのころはあまり思い出したくないし

思い出せない部分もあるんだけどね。

そのくらいピアノをやっていたために

親子で苦しんだ時期もあったということ。

私の気持ちを尊重してか

あまり家族は当時の事を私には話さない。

それでもピアノを続けている私は

ピアノにしがみついているのか、、、

なんて思っていた事もあったけど

まあ、今は充実しているので

こういう人生もありかなと。

保護者の方、

どうぞ気負わず子供を応援してやってください。

レッスンをノートにお母様が記録してくれているのを見て

レッスンの事、こんなに書いてくれてるんだ！！

って子供は感動しています。

お母様たちも一緒に学んでくれている！

これが子供たちには大きな励みになります。

本番が灯台とすれば

そこへ導くのが指導者。

ともに進む船をサポートしていただくのが

保護者さま。

親御さんの愛情ほど強力なサポートはありませんからね！