【ダメージマトリクス】
2021.11.05 23:15
ダメージマトリクスは、査定の標準化に向けて考案されたものです。
敷金査定をする際に、損耗の程度をダメージレベルとして、A、B、C、Dの4ランクに分類しました。
ダメージレベルA(借主に費用負担がはっせいしない)
汚損・破損がほとんどないか非常に軽微な状態。通常使用・通常損耗の範囲内。普通に生活した状況。ハウスクリーニングをすれば再商品化が可能。
ダメージレベルB(借主負担が発生するかしないか微妙な分岐点)
通常損耗を超えるか超えないか、微妙なダメージ。いわゆるグレーゾーンに属する損耗。
ここでトラブっているものが多いと思われます。
借主に負担を負わせる場合は、ガイドラインの基準による負担よりも軽減します。
例えば、減価グラフの割合よりも少ない金額を借主に負担してもらいます。
また、汚損・破損における修繕では、借主の費用負担の合計は敷金の範囲内が相当と思われます。
ここを上手に料理すれば、相当トラブルは減りそうです。
ダメージレベルBに該当すると思われる事例
・クラスのカビ、タバコのヤニ、手垢
・クッションフロア、カーペットの凹み、着色
・フローリングの細かい引っ掻きキズ