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落語家・柳亭市寿 WEB

HR7限 〜皆、扇遊師匠に習った噺〜

2021.11.06 14:59

同期会は、

切磋琢磨や化学変化があり

演者としても大変刺激のある会です。


そこに今回はなんと入船亭扇遊師匠をお呼びし、

その師匠に習った噺をやるという企画。

同期の一猿は今回も欠席となりました。


一、たらちめ   白浪

一、口入れ屋   㐂いち

仲入り

一、棒鱈          扇遊(ゲスト)

一、天狗裁き   市寿



扇遊師匠は、棒鱈で

トリの私に花を持たせてくれるように

緻密なお心遣いの上でのネタの選択だったかと思います。


物凄い師匠をまたゲストに呼んだなぁ、

これは自分一人じゃ出来ないことで

大変良い経験となりました。


扇遊師匠がまくらで、私の先の師匠、柳家三寿について触れてくださったのも心に沁みました。


事前に師匠にはお伝えしていなかったのですが

三寿の実の娘さんが今回(私の落語会に初めて!)遊びに来てくれていたので、

思わぬ偶然(はたまた必然)に大変喜んで帰ってくれました。



二ツ目のこの期間に今回の企画を経験出来たのは財産です。

当同期会のプロデューサー渡邊さんにも感謝です。


修行や経験を積む、ひたすら積む。

芸術家の岡本太郎の

「積む?そんなことするな積み減らしをしろ!」

そんな言葉を思い出します。


でも私はまだまだ積みが足らない気がしてしまう。

その了見がどこかで反転するには

ビックショックが必要な気もする。


深夜に考え出すと困るテーマでした。

塩梅ですね、塩梅。


そう思うと昔バイトしていたマスコミ関連の社長の言葉を思い出します。

「今のやつはすぐバランスって言葉を使いたがる、バランスなんかとるな!」



寝られませんね、今日は。


ザ・二ツ目です!